「カウンセリングシートでは、どのような質問をすればいいのかな?」
「作り方がわからないのでテンプレートが欲しい!」
「カウンセリングシートを活用してリピーターを増やしたい!」
カウンセリングシート(問診票)を上手く活用すると、意思疎通がスムーズになるので対応時間の短縮につながります。
また、質問内容を工夫すると「施術を受ける価値がある」「この料金なら安い」と感じてもらえて、次回以降の予約をしてもらいやすくなります。
この記事では、毎月30名の新規顧客を獲得した実績を持つ僕が、カウンセリングシートの作り方について、以下の内容を解説します!
- カウンセリングシートを作る目的とは
- テンプレート
- 質問内容の解説
- カウンセリングシートの作り方
実際、僕の受講生である成田先生は、この記事で紹介するカウンセリングシートを用いた問診により、月商336万円を達成しました。
その後も問診の技術を磨き続けることでリピート率を高め、30〜40%の患者さんが10回以上も院を訪れています。
この記事を読めば、カウンセリングシートの作り方をマスターでき、紹介した事例のようにリピーターの獲得や売上アップにつながるでしょう。ぜひ最後までお読みください!
なお、僕の公式メルマガでは、カウンセリングシートのほかにも経営に役立つ情報を無料で配信しています。期間限定で有料級の特典も受け取れるので、ぜひこの機会に受け取ってみてください!
\ 現在1万人以上が登録中! /
高単価治療やリピートに役立つ6大特典もプレゼント
カウンセリングシートを作る目的とは
カウンセリングシートは、患者さんと施術者をつなぐ効果的なツールです。カウンセリングシートを作る主な目的は以下のとおりです。
- 患者さんの伝え忘れを防げる
- ヒアリング時間を短縮できる
上記のほか、質問内容を工夫すると「施術の価値」を引き上げられるので、ヒアリングの時点で次回予約をしてもらうことも可能です!
このように、カウンセリングシートは単なる症状の控えではなく、作り方次第でリピーターを増やすのに効果的なツールになります。
カウンセリングシートの作り方【テンプレート】
ここでは、カウンセリングシートの一例として、治療院や接骨院などの問診票のテンプレートを紹介します。
- 名前・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日
- 当院をどのような経緯で知りましたか?(インターネット・チラシ・紹介・その他)
- 数ある治療院の中で、当院を選んだ理由を教えてください。
- お身体の不調により、日常生活で具体的にどのような問題を感じていますか?
- 今の症状によって、最も不安に感じていることは何ですか?
- その症状を治すために、今までどのようなことをされてきましたか?
- 当院に通院する妨げがあるとすれば、どういったことが考えられますか?
- 現在の問題を何としても解決しないといけない明確な理由は何ですか?
- 痛むところにすべて〇印を付けてください(体の前側・体の後側の図)
このテンプレートは、美容系サロンやリラクゼーションサロンにも応用できますので、ぜひ参考にしてみてください。
カウンセリングシートの作り方【質問内容の解説】
こちらでは、テンプレートの質問9項目のうち、No.2~8の7項目について解説します。
- 当院を知った理由
- 当院を選んだ理由
- 身体の不調で日常感じている問題
- 身体の不調で不安に感じていること
- 解決のために今までしてきたこと
- 今後の通院の妨げとなる要因
- 不調を解決したい理由
それでは順番に見ていきましょう。
1.当院を知った理由
「どのような経緯で当院を知ったか」の主な選択項目は、チラシ・ホームページ・SNS・紹介などがあります。
この質問をすることによって、どのような集客方法が効果的だったのか、あとで検証できるメリットがあります。
集客はどれかひとつに絞るのではなく、同時並行で進めるのが効果的です。しかし、同時におこなうと何にどのくらいの効果があったのかがわかりません。
その答え合わせのために、カウンセリングシートに記入してもらうのです。
そのほか、ヒアリングをする際に緊張をほぐすための雑談のネタとしても重宝するでしょう!
2.当院を選んだ理由
数ある治療院の中でなぜ当院を選んだのか、その理由を聞くと自店の強みがわかります!
たとえば「駅から近い」が理由なら立地条件、「知り合いにすすめられた」のなら技術の高さが強みだと考えられます。
このように、当院を選んだ理由を尋ねると、他店との差別化を考える際に役立ちます。
3.身体の不調で日常感じている問題
身体の痛みなどにより、日常生活でどのような支障があるのかを尋ねます。この問いで大切なのは、困っている点をできるだけ具体的に書いていただくことです。
たとえば「腰が痛くて動きにくい」ではなく「腰が痛いので職場でちょっとした荷物でも運べず、同僚に迷惑をかけている」といった具合です。
患者さんが具体的にどのように困っているのかを知ることにより、ヒアリング時に「施術の価値」を説明しやすくなります!
4.身体の不調で不安に感じていること
「今の症状が継続」または「今の症状が悪化」するとどのように困るのか、不安に感じていることをお聞きします。
ひとつ前の質問が「今困っていること」なのに対して、この問いは「近い未来」にフォーカスします!
たとえば「腰痛で仕事に支障が出ているため、リストラの対象にならないか不安」といった具合です。
患者さんが抱えている漠然とした不安が具体化されるので、施術を継続するモチベーションになるでしょう。
5.解決のために今までしてきたこと
その症状を治すために「今までどのようなことをしてきたのか」を尋ねます。たとえば「病院で治療を受けた」「針治療を受けてみた」「マッサージに通っていた」などです。
この質問は、施術の参考にするだけでなく、患者さんに「他の方法では解決できなかったことを自覚してもらうため」にお聞きします!
他で解決できなかった不調が治ったら、施術の価値がうんと高まります。
6.今後の通院の妨げとなる要因
今後、継続して通院する妨げがあるとすれば、どういったことが考えられるかを最初に聞いておきます!
たとえば「お金がない」「時間がない」「予定が立てられない」などです。
この質問をすることによって、継続をサポートするために効果的なアドバイスができるでしょう。また、もし継続できなかった場合も、その原因がわかれば今後の参考になります。
7.不調を解決したい理由
現在の問題を解決しないといけない理由を、もう一度ここでお聞きします。3番や4番の質問と似ているため、くどいように感じる方もいるかもしれません。
しかし、患者さんの悩みを深く知ることは、次回以降の予約をしてもらうために欠かせない質問です。
繰り返しお尋ねすることで、患者さんに深く考えてもらえます!
なお、僕の公式メルマガでは、カウンセリングシートの作り方のほかにも、治療院や美容サロンの経営に役立つ情報を無料で配信しています。リピーター獲得のコツも詳しく解説しているので、ぜひお気軽にご登録ください!
\ 現在1万人以上が登録中! /
高単価治療やリピートに役立つ6大特典もプレゼント
カウンセリングシートの作り方次第でリピートしてもらえる!やり方8ステップ
カウンセリングシートを上手く活用すると、施術をする前にヒアリング時点で次回以降の予約をしてもらえます。
こちらではその方法を、8ステップに分けて説明します。
- 料金の詳細を案内する
- 来院時間を案内する
- 身体との向き合い方を確認する
- 患者さんの悩みを深掘りする
- 悩み解決のために今までしてきたこととその成果を確認する
- どうすれば解決できると思うか聞いてみる
- 悩み解決のために検査をすることを理解してもらう
- 一緒に解決していく意思があるか確認する
順番に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.料金の詳細を案内する
カウンセリングシートの裏面などに、注意点として「予約を辞退した場合は原則キャンセル料金が必要」と説明しておきます。また、支払い方法は前払い制にして、返金は原則不可にするのがおすすめです。
患者さんに申し訳なく感じる方がいるかもしれませんが、通院ペースを守っていただかないと施術の効果が薄れてしまいます。
また、継続を断念されると、それまでの施術が無駄になってしまう恐れもあります。
もし実際にやむを得ない事情で解約された場合は、臨機応変に対応しても問題ありません。しかし、約束事がないと人間は楽なほうへ流されやすい生き物です。
少々厳しいようですが「継続する覚悟」を決めてもらうのが目的なので、しいては患者さんのためにもなります!
心を鬼にして、この注意点を記載されることをおすすめします。
2.来院時間を案内する
同じくカウンセリングシートの裏面などに「5分前の来院」と「5分以上の遅刻はキャンセル扱い」の2点を明記しておきます!
「5分前の来院」は、たとえば予約時間の30分前に来院されると休憩が取れなくなったり、待合室が混雑したりするからです。
また「5分以上の遅刻はキャンセル扱い」は、施術時間がずれこむとあとの患者さんに迷惑をかけてしまうからです。
これについても厳しく感じるかもしれませんが、得てして人はルールが徹底されているほうが安心感を抱くものです。
ルールを明確に設定することにより、患者さんも施術に対して真摯に向き合うことができるでしょう。
3.身体との向き合い方を確認する
上記2点とともに、カウンセリングシートの裏面などに「症状の改善のためにまじめに施術に向き合う」ことを約束していただく内容を記しておきます。
あなたの身体はあなた自身でないと改善できません。日常の生活からしっかり見直して、症状改善のために取り組んでください。あなたがもうダメだとあきらめたらそれまでですし、良くなる!と思えば改善しやすくなります。ご自身の体に責任を持って、人生を変えるために取り組んでください。
そして、ここまでの内容(1~3)の最後に「カウンセリングシートの記入をもって同意したものとさせていただきます」と記載しておきます。
患者さんにはカウンセリングシートを書く前にこれを読んでもらいましょう。
患者さんに自分の身体と向き合うように仕向けるのは、プロとしての役割のひとつでもあります!
4.患者さんの悩みを深掘りする
カウンセリングシートを書いてもらったら、ここからヒアリングに入ります。
患者さんに「あなたが本当に解決したい問題は何ですか?具体的に教えてください」と尋ねてみてください。
この問題を解決するためにお金を支払っていただき、通院する時間を確保してもらわないといけないからです。
患者さんの表面的な悩みではなく「日常生活でどのように困っているのか」を聞き出すように心がけましょう。
人はいろいろ困っていても、いざ問われるととっさに言葉が出てこずに「〇〇が痛い」のひと言で済ませてしまいます。
患者さんが説明してくれる悩みと、本当に感じている悩みにはギャップがあるため「不便を感じていること」「不愉快な感情」「願望」などをできるだけ多く引き出していきましょう。
リピートしてもらうためには患者さんに「施術の価値」を理解してもらう必要があり、そのためには「悩みの深掘り」が欠かせません!
悩みを聞き出せないままリピート率を上げようとすると、患者さんを言いくるめないといけなくなるので注意しましょう。
5.悩み解決のために今までしてきたこととその成果を確認する
ここでは、患者さんに自分の問題を強く自覚してもらうための質問を投げかけていきます。今まで、不調に対してどのような対処をしてきたのか、質問して思い出してもらいます。
カウンセリングシートにも記入してもらっていますが、口頭でも質問してより深く状況を聞き出しましょう。
そして、今までやってきた施術すべてにおいて、根本的な解決にはつながらなかったことを患者さん自身に語ってもらいます。
あらゆることをやってきて、全部だめだったことがわかると、あなたの施術によって改善されたとき、相対的に価値が高まります!
6.どうすれば解決できると思うか聞いてみる
次に、患者さんに「今の状況から抜け出すにはどうすればいいのか」を考えてもらいましょう。
「あらゆることをやってきて、全部だめだった」ことがわかると、あなたの施術によって改善されたとき、相対的に価値が高まります!
日常生活でも改善に向けて努力し、継続して施術を受けることの大切さを患者さん自身に語ってもらえば、当事者意識が芽生えて改善しやすくなるでしょう。
一方、問題点や解決方法を患者さん自身に自覚してもらわずに施術を始めると、リピート率が低くなったり、低い単価で請け負うことになったりするので注意してください。
7.悩み解決のために検査をすることを理解してもらう
治療院の場合、ヒアリングが終わったら検査をして、患者さんの悩みを解決できるかどうか確認します。
〇〇さんは△△という悩みを解決したいんですよね?でも、いままで□□をしてきたけど、だめだったんですよね?では、私が解決できるかどうか、なぜ今までの処置に効果がみられなかったのか、検査していこうと思います。
このように、丁寧に説明しましょう。
そうすることにより、患者さんに自発的に検査する気持ちになってもらえて、施術の価値も高まります。
もし説明をせずに検査を始めたら、まるで流れ作業に載せられているような気分になってしまい、その後の施術もすべて受動的になっていくでしょう。
患者さんに能動的に改善に向けて取り組んでもらえるよう、必ずワンステップごとに「あなたの悩みを解決するためにおこなっている」と伝えてください!
8.一緒に解決していく意思があるか確認する
検査を終えて、施術によって改善が見込めるようであれば、次のように伝えましょう。
今〇〇さんの身体の問題を解決できるかどうかを検査させていただきました。結論から言うと、私は〇〇さんのこの問題を解決できます。
このように伝えます。
すると患者さんは驚いて「どうして断言できるの?」と疑問に思うでしょう。そうすることによって、現状の状態や施術方針などを「理解しよう」と聞く耳を持ってもらえます。
聞く耳を持ってもらえないと、いくら説明しても施術の価値や必要性は伝わらず、リピートにはつながりません。
施術の価値や必要性を伝えるには、伝わりやすい環境作りが大切になります。
聞く耳を持ってもらえたら、一緒に解決していく意思があるか確認しましょう!
その際は、施術のゴールを示してから次のように声かけをします。
私は〇〇さんの力になれますよ。〇〇さんは本当にがんばってこの状態になりたいですか?途中であきらめてしまうんだったら最初からやらない方がいいと思います。私は最大限サポートしていきますよ。〇〇さんは一緒にがんばれますか?
→では一緒にがんばりましょう!
このような流れで、患者さんが自ら「継続したい」と思ってもらえるように説明していきます。
患者さんが「施術の価値」を感じるのは、施術ではなく問診のときです。
価値を感じてもらえばリピートしてもらえるので、この記事を参考にして試してみてくださいね。
なお、僕の無料メルマガでは、毎月新規顧客を30名安定して獲得していたノウハウを包み隠さず発信しています。次回予約の取り方についても紹介しているので、ぜひお気軽に登録してみてください!