「美容室のチラシって何を載せたらいいのかな?」
「チラシの配り方や印刷する枚数について知りたい!」
「チラシで新規顧客を増やすにはどうすればいいのだろう?」
美容室はどの街にも数多くあり、新しいサロンも次々とオープンしています。
「昨今、SNSやWeb広告といったデジタル集客が主流となっていますが、地域のターゲット層に直接アプローチできるチラシ集客も、依然として有効な手段のひとつです。
顧客の選択肢が増える中で、他店との競争に打ち勝つためには、紙のチラシによるアナログなアプローチも欠かせません。
とはいえ、効果的なチラシとはどういうものなのか、作り方がわからずにお悩みの方も多いでしょう。

この記事では、毎月30名の新規顧客を獲得した実績を持つ僕が以下の内容を解説します!
- 【テンプレート】美容室のチラシに載せる内容
- 美容室の集客効果の目安
- 新規顧客を獲得するポイント
- チラシの発注方法
- 配布手段
- 配り方のポイント
ぜひ本記事を参考に魅力的なチラシを作成し、新規顧客の獲得にお役立てください!
なお、大阪府で鍼灸院を経営する柿坂先生は、ホットペッパーとチラシを学んで売上104万円を達成しています。以下の動画では成功のノウハウを聞いています。


なお、僕の公式メルマガでは、ブログ記事では書ききれない実店舗経営に活かせる集客のノウハウを徹底解説しています。期間限定で有料級の特典もプレゼントしているので、ぜひお気軽にご登録ください!
【テンプレート】美容室のチラシに載せる内容


美容室のチラシに載せるべき項目は以下の9つです。
- キャッチコピー
- 顧客の悩み
- 解決策
- 割引クーポン
- 限定情報
- 店の強み・コンセプト
- お客様の声
- スタッフの写真・自己紹介
- 店の情報



これら9つをテンプレートとして活用して、僕のように毎月30名の新規顧客を獲得してみてください!
では、それぞれの項目について順に解説します。
1. キャッチコピー



チラシの表面、一番上の目立つところでは「このチラシを読んでみよう」と思わせるフレーズで、読者の心をつかみます!
たまに、この部分に大きく店名を載せる人がいますが、あまりおすすめできません。チラシを見てほしいのは「店名を知っている人」ではなく「お店のことをよく知らない人」だからです。
最初に目がいく部分には「あ、これは自分のことだ!」と思ってもらえるような言葉を選びましょう。
- 髪にボリュームがなくお困りの方へ
- くせ毛や縮れ毛にお悩みの方へ
- 自分に似合うカラーをお探しの方へ
このように、チラシの冒頭部分には、あなたのお店のメインターゲットとなる人の悩みを端的に示して「続きを読みたい」と思わせる言葉を用います。
2. 顧客の悩み
キャッチコピーの下には、顧客の具体的な悩みを載せて「そうそう!」という気持ちを引き出します。
「まさにこれは自分のことだ!」と思わせることに成功したら、続きも興味を持って読んでもらえるからです。



顧客の悩みは、具体的であるほどより深く共感してもらえます!
- 毎朝、ヘアセットに時間がかかりすぎる
- ヘアカラーをしたいけど、頭皮への刺激が気になる
- 雨の日は髪が広がるから、ダウンスタイルにできない
- 頭頂部がペタンコで、ヘアセットが決まらない
このように、あなたのお店のメインターゲットとなる人の悩みを、できるだけ具体的に表現します。
すると読み手は「この美容室は私のことをよくわかってくれている」と期待しながら、続きを読みすすめてくれますよ。
3. 解決策



顧客が抱えている「髪がまとまらない」「白髪が気になる」といった悩みに対して、プロ目線での解決策をチラシに掲載しましょう!
そうすることで「この美容室なら自分の悩みを解決してもらえそう」と、顧客からの信頼感が生まれます。
しかし、文章だけで長々と説明してしまうと、読みにくくなってしまい、かえってチラシが敬遠される原因になりかねません。
そこで効果的なのが、Q&A形式で情報を提示することです。質問と答えを明確に分けることで、情報が視覚的に整理され、格段に読みやすくなります。
4. 割引クーポン
「顧客の悩み」の下には、割引クーポンといったサービスを記載して来店のきっかけ作りをしましょう。新しいお店を試す際、顧客は費用対効果に敏感であり、支払う金額に見合う価値があるか不安を感じやすいためです。
「初めての不安」を払拭できるように、金銭的メリットをここで提示しておきます。
- 初回限定割引
- 開業3周年記念割引
- カット&カラーコース割引
- お友達紹介特典
- シニア割引・学生割引
- 平日限定割引
これらを参考にして、あなたのお店のメインターゲットにとって魅力的なサービスを提示してください。
割引クーポンを記載するにあたり、重要なのが「クーポンの有効期限」です。期間の打ち出し方によって反応が大きく変わってくるので、よく考えて設定しましょう。



有効期限までの期間は短いほうが効果的です!
これは「また気が向いたときに使おう」と、先延ばしにさせないためです。
ただし、ポスティング用のチラシは、配布にかかる日数も考慮してください。忙しくて配るのが遅れると、有効期限のせいでチラシが無駄になってしまうからです。
5. 限定情報
チラシに限定情報を載せることで、興味はあるけれど迷っている顧客の背中を押せます。



「今だけ」「自分だけ」という特別感は、行動を促す大きなきっかけになるのです!
例えば、以下のような限定情報が挙げられます。
- 期間限定:1週間限定や8月限定など
- 数量限定:〇〇人限定
- 対象者限定:白髪で悩んでいる方限定、〇〇歳限定など
- 方法限定:Webからの予約限定、LINEからの予約限定など
限定要素は、特別感を演出することに加えて、行動を促す決め手にもなります。迷っている顧客に「今申し込もう」と思ってもらえるよう、チラシのどこかに盛り込みましょう。
6. 店の強み・コンセプト
忘れずに記載しておきたいのが、店の強みや信条など、自店の特徴です。
「美容室を開業するに至った経緯」や「どのような価値を提供したいのか」など、顧客に伝えたい想いを記載します。
店の強みは他店との差別化につながるため、手を抜かず自信の持てる内容に仕上げましょう。



ひとつコツがあるとすれば、必ずしもメリットばかりではなく、例えば『当店は〇〇を大切にしているため、△△をご希望の方には合わないかもしれません』といった形で、正直な情報も伝えることです。
良い話ばかりを並べていたら、真実味が薄れてくるからです。
7. お客様の声
お客様の声があると「お店の強み」がより真実味を増します。読み手はスタッフが言うことより、利用者の声を信頼するからです。



お客様の声は想像以上に威力があるので、積極的に集めてみてください!
開店前であれば、施術モデルになってくれた友人や家族、親戚に協力をお願いしてみましょう。既に顧客がいる場合は、施術の待ち時間などを活用してアンケートをお願いするのも良いでしょう。
アンケート用紙に「割引クーポンをプレゼント」と記載しておくと、回収率が上がります。また、ビフォーアフター写真と、手書きの感想を一緒に載せるとより効果的です。
8. スタッフの写真・自己紹介
チラシにスタッフの写真や自己紹介を載せると、一層反応が良くなります。来店を検討している人は、スタッフの顔が見えると安心感が高まるからです。



その際、自己紹介も一緒に載せると、親近感がわいて来店へのハードルが一気に下がります!
得意な施術のほか、年齢や趣味、性格なども記載しておくと、雰囲気がイメージできるので不安解消の一助になるでしょう。
また、所持している資格や受賞歴などがあれば掲載すると、技術に優れていることをアピールできるので、他店との差別化になります。
9. 店の情報
施術のメニュー表や店の情報も、必ず記載しておきましょう。
店の情報は以下を載せます。
- 店名
- 営業時間
- 定休日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 地図
- ホームページのQRコード
地図は、わかりやすいものを使用してください。
なお、チラシの作り方に関しては関連記事「チラシ作成初心者の為の反応をとるチラシ講座【治療院 接骨院 経営】」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
美容室の集客効果の目安


美容室がチラシを活用した場合、一般的な集客効果(反応率)は、0.01%~0.1% 程度とされています。これは、チラシを1,000枚配って、0.1~1人が問い合わせをしてくれるイメージです。
もちろん、チラシのデザイン、配布エリア、特典内容などによって大きく変動することも考えられるでしょう。
この数値だけを見ると効率が悪いと感じるかもしれませんが、一度手に取ったチラシは、冷蔵庫や玄関先に貼られたり、引き出しに保管されたりと、生活導線の中に残りやすい媒体です。
すぐに来店につながらなくても、ふとした瞬間に思い出され、数日後、あるいは数週間後に予約につながるケースも珍しくありません。
チラシは見てもらう瞬間だけでなく、思い出してもらう瞬間にも効果があります。継続的に配布することで、地域の中での認知がじわじわと積み上がり、長期的な集客基盤として力を発揮してくれます。
美容室チラシで新規顧客を獲得する8つのポイント


チラシを使って新規顧客を確実に獲得するために、以下8つのポイントを押さえておきましょう。
- チラシを配る2つの目的を理解する
- チラシの型を3~4種類用意する
- チラシ作りのアイデアで差別化を図る
- ターゲットを明確にする
- 写真にこだわる
- 反応率や費用対効果を分析する
- Webを使った集客と連携させる
- 事例を参考にする
チラシを効果的に活用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
1. チラシを配る2つの目的を理解する
チラシ配布には「認知拡大」と「新規顧客獲得」の2つの目的があります。そのため、目的別にチラシを作って、使い分けると効果的です。
認知拡大目的のチラシには、割引クーポンのような、直接来店を誘致する内容には触れません。自店の紹介にとどめておきます。



認知拡大目的の折込チラシを入れたあと、数週間後にオファー入りの折込チラシを入れると反応が良くなるので、ぜひ試してみてください!
2. チラシの型を3~4種類用意する
どんなに効果の高いチラシでも、同じ型を繰り返し使い続けていると、必ず飽きられて反応が悪くなるときがやってきます。
また、競合他社に真似されてしまい、差別化が図れなくなるリスクもあります。
そうなってから新しい型のチラシを一から作り直すのは極めて非効率で、売上にも影響が出かねません。



対策として、デザインやコピー、キャンペーン内容などを変えた複数パターンのチラシを事前に準備しておきましょう!
そしてポスティングをしながら、反応の良い型を探し続けるのです。
このようにして常に3〜4種類の「反応の出やすいチラシ」を備えておけば、安定した集客が可能になるはずです。
3. チラシ作りのアイデアで差別化を図る



チラシの反応が悪くなってきたら、以下の方法を試してみてください!
- キャッチコピーをクイズ形式にしてみる
- 目立たせたいところを手書きにしてみる
- チラシの大きさや紙の厚さを変えてみる
このように工夫しながら、常に次の候補作を数パターン準備しておきましょう。
4. ターゲットを明確にする
チラシを作成する際は、誰をターゲットにするかを明確にすることが大切です。ターゲットが絞れていないと、チラシのデザインやメッセージが的はずれになってしまい、効果が薄れてしまうからです。
ターゲットを決める手がかりとしては、立地や周辺の人口動態などが挙げられます。たとえば、駅前なら通勤・通学客、住宅街なら主婦層、オフィス街なら会社員といった具合です。
また、専門的なメニューを持つ美容室であれば、その分野に特化したターゲット設定も検討すべきでしょう。
決めたターゲットにあわせてチラシのビジュアル、文言、色使い、キャンペーン内容などを工夫することで、確実に興味を引き出せます。



的確なターゲティングによって無駄なチラシ配布を避けられ、コストパフォーマンスの高い集客活動が可能になりますよ!
5. 写真にこだわる



美容室のチラシにおいて写真は極めて重要な役割を果たします!
写真は「美しくなりたい」「イメージを変えたい」といった顧客の願望に直接訴えかける力を持っているからです。
写真は、内外装をメインにするのがおすすめです。たとえば、店内の落ち着いた照明とおしゃれな空間を収めた写真は、高級感や清潔感を演出できます。
また、外観写真では、路面からの眺めや看板のアングルを工夫することで、立地の良さをうまくアピールできます。
ターゲットの心をつかめるかどうかは、写真の印象次第と言っても過言ではありません。センスの良いチラシに仕上げるため、写真の構図や色味、明るさなどにも、妥協せずにこだわり抜きましょう。
6. 反応率や費用対効果を分析する
チラシ広告をおこなううえで重要なのが事後の分析作業です。「どれくらいの反応があったか」「コストに見合った効果が得られたか」などを、しっかりと検証する必要があります。
まずは新規顧客数や売上増加額などの、直接的な成果を確認しましょう。



それらの実数値から、チラシ1枚あたりの反応率や費用対効果を算出します!
この数値を過去の実績と比べ、改善点を探ってください。
次に間接的な効果も考慮しましょう。具体的には「チラシで初めて知ったという口コミはなかったか」「フォロワー数の増加はなかったか」などです。
さらに、配布地域による反応の違いも分析します。



分析結果を次のチラシ作成の際に活かして、どんどんブラッシュアップしていきましょう!
7. Webを使った集客と連携させる
集客は速効型と積み上げ型の2種類あり、たとえばチラシは速効型、SNSは積み上げ型集客に該当します。



速効型と積み上げ型は異なる特徴があるため、組み合わせると相乗効果で収益を安定的に確保できます!
速効型集客と積み上げ型集客を次の表で比較してみましょう。
速効型集客 | 積み上げ型集客 | |
---|---|---|
主な媒体 | チラシ | Web(SNS) |
集客に結び付く理由 | 広告の内容 | 発信者への信頼 |
メリット | ・速効性がある ・型を知っていれば知識がなくてもできる ・コストの増減で効果をコントロールできる | ・低コスト ・軌道に乗ればコンスタントに集客できる ・地域のライバルに真似されにくい |
デメリット | ・コストがかかる ・真似されると反応が落ちる ・型を知らないと苦戦する ・ライバルが多いと集客しにくい | ・結果が出るのに時間がかかる ・正解がわかりにくく不安になる |
チラシで直近の集客効果を実現しながらSNSで信頼を構築し、長期的な収益の安定化を図ります。
8. 事例を参考にする
初めてチラシを作る場合、いきなり効果の高いものを作成するのは簡単ではありません。文字の配置・色使いやキャッチコピーの作り方など、どこから手をつければいいのか迷ってしまう方もいるでしょう。
そこで役立つのが、他の美容室のチラシ事例を参考にすることです。
とくに、デザインテンプレートサイトなどを活用すれば、実際に使われている美容室チラシの雰囲気や構成を簡単にチェックできます。



参考になる事例の中から「お店の方針に合うデザイン」や「届けたいターゲットに響くスタイル」を見つけてカスタマイズが可能です!
自分で一から考えるのではないので、効率よく質の高いチラシを作成できます。
さらに、既に効果が実証されているチラシの構成や訴求ポイントを参考にすることで、反応率の高いチラシを作成する近道になります。
なお、僕の公式メルマガでは、速効型・積み上げ型の集客ノウハウをはじめとする有料級の情報を配信しています。チラシ集客についても詳しく紹介しているので、ぜひお気軽に登録してみてください!
美容室のチラシの発注方法


初めてチラシを発注する人のために、具体的な発注方法を以下2つの項目で説明します。
- チラシの発注先
- チラシの発注方法
では順に見ていきましょう。
1. チラシの発注先
チラシを作る際は、どこまで自分でやるかを先に決めておきます。
- デザインからすべて自分で考える
- デザインテンプレートを利用する
- すべて業者にやってもらう



もし、デザインを自分で考えて印刷だけを外注するなら「印刷 通販 徹底比較」で検索して、安い業者を選べば問題ありません!
デザインテンプレートを使用したり、すべて業者にお任せしたりする場合は、何か所かに見積もりを取りましょう。
自店の雰囲気に合ったデザインになるように方向性を詳しく伝えると、メインターゲットに刺さるチラシになります。
2. チラシの発注方法
チラシの印刷を発注する際は、以下の条件を参考にしてみてください。
- 紙質と厚み:コート90
- 色:両面フルカラー
- 部数:3,000~5,000部



反応を見ながら内容を調整していくので、印刷部数は3,000~5,000部が最適です!
なお、僕の公式メルマガでは「効果が出やすいチラシの型」を詳しい解説付きで紹介しています。チラシの発注方法や配り方についても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
美容室チラシの3つの配布手段


こちらでは、以下の3種類の配布手段について説明していきます。
- ポスティング
- 新聞折込
- 置きチラシ
それぞれ、順に解説します。
1. ポスティング
ポスティングとは、チラシやパンフレットなどの広告物を、各戸の郵便受けへ直接投函する宣伝方法です。
ポスティングされたチラシは、残念ながらそのまま捨てられてしまうことも少なくないため、いかにして手に取って内容を見てもらうかが重要になります。
ポスティングを効果的におこなうコツは、以下のとおりです。
- 折らずにそのまま入れる
- 店の周囲で1回最低500枚配る
- 時間は気にせずに手が空いたら配る
反応率は状況により大きく異なりますが、例えば1,000枚配って1件の反応があれば(反応率0.1%)、まずは目標とできるでしょう。



僕が何度も試した結果「100枚を10回」より「500枚を2回」もしくは「1回で1,000枚」配るほうが効果的でした!
なお、関連記事「集客につながるポスティングのコツ20選!早く配る方法や便利グッズを紹介」では、ポスティングのコツについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


2. 新聞折込
新聞折込は、新聞販売所に電話をして「1回で何部配っているか」を問い合わせてみましょう。



僕の経験則ですが、実際に依頼するのは回答のあった数字の「6~7割」くらいが適当です!
どの新聞社がいいかは、地域によって異なります。既存客がいる場合は何人かにどこの新聞を取っているか尋ねてみると良いでしょう。
また、一気に配っても忘れられるので「3、4週ごとに分けて、繰り返して入れる」ほうが効果的です。
3. 置きチラシ
置きチラシは、地域の飲食店や雑貨店、他のサロンなど、ターゲット層が訪れそうなお店にチラシを置かせてもらう方法です。



ランチで利用して顔なじみになっていると、気持ちよく引き受けてもらえます!
なるべく空いている時間をねらって、ぶしつけな印象を与えないように丁寧にお願いしましょう。
なお、個人サロンの集客方法については、関連記事「【必勝法】個人サロン向けの集客方法7選!失敗する原因や成功させるコツを解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


美容室チラシを配る際の6つのポイント


チラシは配り方にもコツが必要です。チラシの効果的な活用方法を6つ紹介します。
- ポスティングと新聞折込の違いを知る
- ポスティングで効果が出たチラシを新聞折込に活用する
- 新聞折込は定期的に配布する
- 配布エリアは店舗の周辺地域に絞る
- ポスティング不可のマンションは郵便サービスを利用する
- 費用を見直す
順番に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. ポスティングと新聞折込の違いを知る
チラシは、ポスティングと新聞折込が主な配達手段となります。この2つには、反応が出るタイミングや効果の測定方法など、いくつかの大きな違いがあります。
ポスティング | 新聞折込 | |
---|---|---|
反応の出るタイミング | 配った直後 | 回数を重ねるごとに徐々に表われる |
効果の測定方法 | 反応率 | 費用対効果 |
例えるなら | 労働収入 | 投資収入 |
ポスティングは、チラシを直接ポストに投函するため、すぐに反応が出ますが一過性です。対して新聞折込は何度も目にする機会があり、徐々に認知が広がっていきます。



短期的には新聞折込よりもポスティングのほうが反応があり、長期的には新聞折込のほうが認知が広がります!
このように、同じチラシでも配布方法によって特性が異なるため、戦略的に使い分けることが重要です。
2. ポスティングで効果が出たチラシを新聞折込に活用する
効果を最大限発揮するには、ポスティングで反応が良かったチラシを新聞折込に活用するのがおすすめです。
具体的には、ポスティングで0.2%以上の反応率が出たチラシを新聞折込に回すと良いでしょう。ポスティングのほうが基本的に反応が良く、すぐに結果が出やすいからです。
ポスティングで一定の成果が出れば、そのチラシに誘引力があると判断できます。そのチラシを新聞折込で繰り返し配布すると「より広い地域での知名度向上」と「長期にわたる宣伝効果」が得られます。



効果が一過性のポスティングと継続性のある新聞折込を組み合わせることで、よりコストパフォーマンスの高い集客活動ができるのです!
3. 新聞折込は定期的に配布する



チラシの配布は、地域への浸透が大きな目的になります!
そのため、1度に大量配布するよりも、同じ地域に複数回に分けて配布するほうが効果的です。
たとえば、1万枚のチラシを一度に配るのではなく、3,000枚ずつを3〜4週に分けて配布するといった具合です。
人は一度チラシを見て「この美容室いいな」と思ってもすぐに忘れてしまいがちですが、あなたの美容室のチラシが定期的に目にとまれば記憶に残りやすくなるでしょう。
「そういえばあそこの美容室、気になっていたなぁ」と、思い出してもらえる可能性が高まるのです。
4. 配布エリアは店舗の周辺地域に絞る
チラシの配布エリアは、なるべく店舗の近隣に絞ることをおすすめします。



具体的には徒歩圏内の住宅街がベストでしょう!
なぜなら、美容室から近いエリアのほうがリピート率が高くなるからです。遠方に配布しても一時的な利用にとどまりがちで、継続的な集客につながりにくくなります。
チラシを配る前には、地図を広げて配布エリアを確認し、戦略を立てましょう。「半径何キロメートル圏内」「〇〇の町内会を中心」というように具体的な範囲を設定するのがコツです。
また、地域の特性にあわせて、一戸建て住宅とマンション、どちらを重点的に配るかも意識する必要があります。
一戸建て住宅が多い地域には主婦層が多く、マンション地域には会社員が多いなど、ターゲットによって違いがあるためです。
5. ポスティング不可のマンションは郵便サービスを利用する
美容室が立地するエリアによっては、ポスティングができないマンションが多数存在することがあります。



玄関前の賃貸マンションのポストにチラシを入れることは建物侵入になるため、法的にも問題が生じるからです。
そのような場合は、郵便局の「配達地域指定郵便物」サービスを活用するのがおすすめです。このサービスを利用すれば、該当マンションの全世帯にチラシを合法的に配布できます。
手順としては、事前に部数と配布エリアを郵便局に申し込み、梱包したチラシを渡すだけです。あて名の記載は不要で、町丁目単位でその地域内のみに配達できます。
メリットは「ポスティングお断り」や「敷地内立ち入り禁止」のマンションや戸建ても合法的に配布できること。
デメリットは、自身でポスティングするよりもコストがかかることです。料金は最低で1通74円からとなります。



総合的に見れば、マンション密集地でのポスティング難の解決策として有効な選択肢だと言えるでしょう!
6. 費用を見直す
美容室のチラシ集客では、作成から配布までに一定のコストがかかります。
たとえば、以下のような費用がかかります。
- デザイン費用
- 原稿制作費用
- 印刷費用
チラシをポスティングで配布する場合、業者に依頼する費用は1通あたり3円~10円程度が相場です。
内容やエリアによってはさらに費用がかかることもあり、費用をかけすぎると利益を圧迫してしまうリスクも出てきます。



そのため、チラシ集客に慣れないうちは、少ない枚数からテスト配布を行い、反応を見ながら徐々に枚数を増やしましょう!
費用対効果を意識しながら進めることで、無理なく継続できる集客施策としてチラシを活用していけます。
なお、僕の無料メルマガでは「毎月新規顧客を30名安定して獲得してきたノウハウ」を、包み隠さず発信しています。集客について学びたい方は、ぜひ登録してみてください。