「整骨院で回数券を導入するのは違法?!」
「メリットや気をつけるべきことは?」
「どうしたら回数券を購入してもらえるんだろう…」
売上アップを目指したいなら、回数券の導入は有効な手段です。とくに、開業したばかりで資金がないときに回数券制度があれば、キャッシュフローが良くなります。
しかし、導入するうえでの注意点が気になったり、購入してもらえるか不安だったりする方もいるのではないでしょうか。
この記事では、回数券の導入を検討されている方に向けて、以下の内容を解説します。
- 整骨院の回数券は違法なのか
- 導入するメリット・デメリット
- 整骨院の回数券の相場
- 導入する際のポイント
- 買ってもらうコツ
筆者である僕は、回数券を導入することで、開業初期の段階から安定した売上を確保していました!
「回数券で売上をアップさせたい」「リピート率を上げたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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整骨院の回数券は違法?導入すべきか解説
整骨院での回数券の導入は違法ではなく、問題なく行えます。
回数券は患者さんにとって多くのメリットがあり、導入すると一定の割引を提供できるため、経済的な負担を軽減できます。
定期的な治療が必要な患者さんにとって非常に喜ばれるポイントです!
多くの患者さんは、回数券を利用することで費用を抑えながら治療を継続できるため、整骨院に対する満足度も高まります。患者さんが満足できる施術を提供できていれば、回数券を導入して困ることはないはずです。
一方で、もし患者さんが回数券の購入を後悔するような場合、それは施術に対する満足度が低いことを意味しているかもしれません。
この場合は、施術内容やサービスの質を見直す必要があります。患者さんが満足できる施術を提供することで、リピート率が高まり、回数券の効果も最大化されます。
顧客が満足できる施術を心がければ、回数券の利用者や更新者は右肩上がりに増えるでしょう!
整骨院で回数券を導入する5つのメリット
整骨院で回数券を導入するメリットは以下の通りです。
- 症状を改善しやすい
- 売上アップにつながる
- キャッシュフローが良くなる
- 営業の手間が省ける
- 次回の来院をすすめやすい
順に解説します。
1. 症状を改善しやすい
回数券を購入してもらうことで、一定の回数は患者さんに通院してもらえます。継続的に治療することで、症状を改善しやすくなるのは大きなメリットです。
ある程度治療を重ねると、停滞期に入りがち。その段階で患者さんが離れてしまうので、非常にもったいないんです…
券を使い切るまで通ってもらうことで、完治に向けた治療を行えます。「あともう少し通っていれば治せたのに」と悔しい思いをせずに済むでしょう。
2. 売上アップにつながる
券の購入によって一定の回数分は来院してもらえるので、早い段階でまとまった売上を確保できます。
継続的に回数券を購入してもらえれば、そう簡単に売上は落ちません!
回数券を使って売上が下がるのなら、制度以外の部分に課題があるはずです。初回の施術で、患者さんがネガティブに感じる施術を行っていないか、見直してみてください。
3. キャッシュフローが良くなる
回数券を導入することでまとまった金額が最初に入ってくるので、キャッシュフローが良くなります。とくに開業初期の段階はお金がないので、割引してでも一括で資金が手に入ったら嬉しいという声は少なくありません。
僕も始めたばかりの頃はお金がなかったので、回数券で資金を確保していました!
一定の回数で治らない可能性をリスクに感じるかもしれませんが、キャッシュフローが不安定だと経営の存続が危ぶまれます。迷うくらいなら、ぜひ導入してみてください。
4. 営業の手間が省ける
回数券を購入してもらえば、施術の回数や内容はほとんど決まったようなものです。単発での治療だと次の予約に向けた営業が必要ですが、回数券があるなら必要ありません。
患者さんの中には「営業されるのが嫌」という方が多いので、回数券を導入していればストレスなく通ってもらえるでしょう!
また、営業がないのは自院にとってもメリットです。営業の時間を他のことに使えますし、患者さんに気を使わせたり不快な思いをさせたりすることがありません。
営業に自信がない場合も、回数券を導入すると良いでしょう。
5. 次回の来院をすすめやすい
4と似た理由にはなりますが、回数券によって、次回の来院をすすめる心理的ハードルが大きく下がります。患者さんは先にお金を払っている分、気兼ねなく来院できますし、院側も患者さんの金銭的事情を心配する必要がありません。
次の来院を想定して治療できるので、完治までの計画が立てやすいでしょう!
なお、患者さんの離反率が下がる原因については関連記事「【絶対に押さえて】患者が接骨院をリピートしない5つの理由!解決策や離反率を下げる方法を伝授」で詳しく解説しています。回数券のあるなしに関わらず、リピートしてもらうために必要なことが紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください!
整骨院で回数券を導入する4つのデメリット
整骨院での回数券導入には、メリットだけでなくデメリットもあります。具体的には以下の通りです。
- 施術内容が悪いと評判が大きく下がる
- モチベーションが下がりやすい
- 的確に患者さんの悩みを聞き出す力が求められる
- 収入の変動が激しい
知っておくことで、導入後のトラブルを減らせるでしょう。
1. 施術内容が悪いと評判が大きく下がる
回数券は、最初の段階で患者さんにまとまったお金を支払ってもらう制度です。患者さんは治療の技術に期待してお金を払っているので、施術内容が悪いと評判が急落してしまいます。
評判は一度下がると戻すのに相当の時間がかかりますし、悪循環に陥りやすいです!
しかし、裏を返せば、施術内容が良ければ評判が上がりやすいということ。まとまったお金を払ってもらっている以上、施術のクオリティが下がらないよう気をつけましょう。
なお、整骨院を開業して儲からない理由については関連記事「【知らないとヤバい】整骨院を開業しても儲からないといわれる5つの理由!成功するコツや集客方法を解説」で解説しています。あわせて参考にしてみてください!
2. モチベーションが下がりやすい
回数券を購入してもらうと、最初は一生懸命治療しようと頑張ります。しかし、回数を重ねるごとにモチベーションが下がりやすくなるので要注意です。
たとえば先払いで5万円(8回)をいただいていたとして、途中から「お金をもらっても貰わなくても同じ状況」になってしまうと、モチベーションが下がることも考えられます。
僕の場合は、月の売上が150万円を超えたあたりから、都度お金をいただく方式に変更しました!
毎回お金を支払うことで、患者さんも施術者も本気になれます。
回数券では一度にまとめて支払いを済ませるため、患者さんの治療に対する意識が低下する恐れがあり、その結果、治療の効果が十分に発揮されないこともあるのです。
3. 的確に患者さんの悩みを聞き出す力が求められる
回数券を購入してもらうことで、特定の症状を複数回に渡って施術することになります。そのため、最初の段階でどんな症状に悩んでいるかをしっかり聞き出さなければなりません。
患者さんがどのような症状に悩んでいて、どういう状態を目指しているのか聞き出しましょう!
このときに、提案はせず、ひたすら患者さんの話に耳を傾ける姿勢が重要です。一通り話を聞いたあと、自分の治療なら改善できると約束すれば、信頼を得られるでしょう。
4. 収入の変動が激しい
回数券を前払い制で販売すると、短期的には収入が増えやすくなりますが、長期的には不安定になる可能性があります。
たとえば、回数券が多く売れた月と売れなかった月では収入に大きな差が生じるため、経営の安定性が損なわれることがあります。
とくに、一度に多く売った月は大きな収入が得られますが、その後の数ヶ月は回数券の利用により、実際の収入が少なくなることもあるでしょう。
もっとも、毎月回数券を売り、回数券が切れた患者さんがリピーターになってくれれば、経営は安定します!
回数券を導入する際は経営の安定性を維持するために、適切なバランスを考慮しましょう。
なお、僕のメルマガでは、リピート率を上げるための考え方を発信しています。患者さんのリピートは、先生を信頼している証です。
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整骨院の回数券の相場はいくら?
整骨院の回数券の相場は、院によって大きく異なります。
おおよその目安としては、1回あたりの価格が1,500円から3,000円程度です!
以下に具体的な例を挙げて説明します。
- 3,465円×10回の回数券(合計34,650円)
- 1,650円×12回の回数券(合計19,800円)
- 2,900円×10回の回数券(合計29,000円)
回数券の価格は施術内容や提供するサービス、立地によって大きく異なります。
価格設定する際は近隣の他院の料金を調査しましょう!
近くの整骨院よりも大幅に料金が高いと、患者さんに悪い印象を与えてしまう可能性があるため、適切な価格設定が求められます。
整骨院で回数券を導入する際の5つのポイント
回数券のトラブルを防ぐためには、以下の内容を意識しましょう。
- 回数券の返金は受け入れる
- 契約書は必ず作成する
- クレジットカードの利用規約に注意する
- 料金体系を工夫する
- 有効期限を決める
ルールや仕組みを作っておくことは、患者さんの不安の軽減にもつながります。それぞれの項目を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 回数券の返金は受け入れる
回数券を購入した患者さんの中には、返金を希望される方もいるでしょう。その場合、返金は受け入れたほうが良いです。
返金の有無はトラブルに発展しやすいので、なるべく避けたいところです!
特定商取引法によると、1ヶ月及び5万円を超える継続的なサービスを行うものに関しては、8日間以内であればクーリング・オフが適用、それを超える期間についても決められた金額を支払うことで中途解約が可能とされています。
そのため、最初に返金できないと伝えたとしても、そうなる事態は起こると想定しましょう。
2. 契約書は必ず作成する
契約書がないと「伝えた」「聞いてない」などの押し問答に発展するリスクが高まります。回数券を用意する際には、期間・回数・値段を定めた契約書を作成しましょう。
契約書には、返金の希望についても記載しておくと安心です!
3. クレジットカードの利用規約に注意する
クレジットカードを使用する場合、カード会社の利用規約に、回数券購入や運用に伴うルールが記載されていることがあります。
一回あたりの決済金額上限・回数券の有効期限などが、カード会社によって決められていることがあるのです!
カード会社の規約に違反すると、決済した金額が受け取れなくなったり、決済そのものがキャンセルされてしまったりする可能性があります。また、カード会社が倒産してしまうケースも過去にはありました。
決済時にストップがかからないように、回数券の金額や有効期限は、適切な範囲内で設定しましょう。
4. 料金体系を工夫する
回数券では1回分の施術が無料になるといった割引を行うことが多いですが、度合いは非常に重要です。
回数券を購入してもらうために割引をしすぎると、赤字になってしまいます!
患者と院の双方にとってメリットのある価格設定を心がけましょう。
5. 有効期限を決める
有効期限があることで、患者さんは期限内に決められた回数分来店します。患者さんの状態を適切に把握できるので、治療しやすいはずです。
有効期限があることで、患者さん自身にも期間内に完治させようという意識が芽生えます!
整骨院で回数券を買ってもらう5つのコツ
せっかく回数券を導入しても、患者さんに買ってもらえないと意味がありません。患者さんに満足してもらう施術をするためにも、以下の5つを意識してみてください。
- 患者に症状が改善するイメージを持たせる
- 患者さんの売られたくない気持ちを理解する
- 買わない理由を潰していく
- 割引を行う
- 口コミを充実させる
順番に解説します。
なお、営業に注力しなくても回数券を売り込むテクニックについては関連記事「【回数券販売】売り込まなくても売れる回数券テクニック【治療院 接骨院 経営】」で解説しています。こちらもご覧ください!
1. 患者に症状が改善するイメージを持たせる
営業になってしまうと嫌がる患者さんが多いので「買いたい」と思ってもらえるようにヒアリングしましょう!
問診の際には、症状・治らなかった原因・治る方法について患者さんに質問することで、治るイメージを掴んでもらいます。そのあと、治療のイメージを説明し再度「治したいですか?」と問いかけることで、患者さんの気持ちを引き出しやすくなるはずです。
購入を説得するよりも、しっかり耳を傾けて患者さんの気持ちを引き出しましょう。
2. 患者さんの売られたくない気持ちを理解する
前提として、患者さんは回数券を買いたいという気持ちがある一方で、セールスされたいとは思っていません。そのため、売り込もうとする姿勢を見せるのは逆効果です。
患者さん自身に買いたいと思ってもらえるよう、誘導しましょう!
3. 買わない理由を潰していく
回数券は大きな買い物です。そのため、患者さんは治療のクオリティや値段など、数多くの買わない理由を抱えています。
問診は患者さんに買いたいと思わせると同時に、買わない理由を潰す場でもあります!
問診で買わない理由を聞き出し、ひとつずつ解消しましょう。
4. 割引を行う
回数券を初めて購入する患者さんに対して、割引やトライアル期間を提供してみるのも有効です。
多くの人は、いきなり高額な回数券を購入することに不安を感じます。
効果があるのかわからないのに、数万円をポンッと払うのは難しいですよね…
そこで、初回限定の割引やお試し価格を設定することで、患者さんがリスクを感じずに回数券を試せるでしょう。
割引を提供すると、患者さんが回数券の利便性や経済的メリットを実感して、継続的に利用する可能性が高まります。
5. 口コミを充実させる
口コミは非常に強力なマーケティングツールであり、新しい顧客の信頼を築くのに役立ちます。
既存の患者さんに対して、回数券を購入して効果があった場合、その体験を友人や家族に共有してもらうよう促しましょう。
施術後に患者さんに満足度を尋ね、満足している場合は口コミを書いてもらうように依頼したり、紹介キャンペーンを行ったりすることで自然な口コミをもらってみてください!
ポジティブな口コミが増えることで、新しい患者さんが安心して回数券を購入しやすくなります。
僕のメルマガでは、月商336万円を達成した実体験をもとに、回数券を買ってもらうためのコツだけでなく、整骨院経営を軌道に乗せるための有料級の情報を配信しています。
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整骨院の売上アップを目指すなら回数券ではなく自費診療への移行も手
実は回数券以外にも、自費診療で整骨院の売上アップを目指せます。
ここでは、自費診療への移行を目指すための3ステップを解説します。
- 自費診療に移行する期限を決める
- 継続患者以外は自費診療にする
- 告知をする
詳しく見ていきましょう。
1. 自費診療に移行する期限を決める
まずは、自分のなかで自費診療に移行する期限を決めましょう。
仮に3ヶ月後に設定したら、それよりも後は「保険診療をなくして完全に自費診療のみでやっていく」というように覚悟を決めてください。
期限を決めないとダラダラと保険診療を続けてしまいやすくなります!
2. 継続患者以外は自費診療にする
続いて、現在継続してくれている患者さん以外はすべて自費診療にします。
再診の患者さんや既存の患者さんの紹介で来られた方にも、すべて自費診療で対応しましょう。
申し訳ない気持ちが生まれるかもしれませんが、そこは割り切って行う必要があります。
厳しいようですが、自費診療を恐れていてはいつまでたっても保険診療から移行できません!
既存の患者さんがいなくなってもやっていけるように、この時点で自費診療の患者さんを1人でも多く集めておきましょう。
3. 告知をする
自費診療の患者さんの集客が上手くいきそうであれば、既存の患者さんにも自費診療の旨を話します。
実情をすべて打ち明けて、自費診療に移行しないとやっていけない理由を説明してください!
どれだけ上手く話せたとしても、既存の患者さんのほとんどはこの時点で去ってしまいますが、去っていく患者さんのことはあきらめましょう。
整骨院や接骨院の未来を考えたら、自費診療への移行は避けては通れません。
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