「美容室の経営をしているけどお金まわりが厳しい…」
「何をしたら経営がうまくいくのか知りたい」
「これから美容室経営をしようとしたけど厳しいのかな?」
美容室の経営は厳しく、失敗してしまうのではないかと考える方もいるかもしれません。
増えていく美容室を見ると、自分の店舗にお客さんが来なくなるのではと不安になりますよね。

厳しい側面があるのは事実ですが、適切な知識と戦略があれば、成功への道は開けます!
正しい知識を身につけて、ライバルに埋もれないようにしましょう。
この記事では、月100万円以上を稼ぐコンサル生(実店舗経営者)を指導している僕が、以下の内容を解説します。
- 美容室経営が厳しいと言われる理由
- 本当に厳しいのか
- 成功するためのコツ
- 取り組みたい集客方法
美容室経営で失敗したくない方は、ぜひ参考にしてみてください。
売上目標を達成できない人にはある共通点があり、その打開策をまとめた動画もありますので、本記事と合わせてぜひご視聴ください。


なお、僕の公式メルマガでは、美容室経営のほかにも経営に役立つ情報を無料で配信しています。有料級の特典も簡単に受け取れるので、ぜひこの機会に登録してみてください!
美容室経営が厳しいと言われるワケとは?儲からない・失敗する5つの原因


まずは、美容室経営が厳しいと言われる理由を5つ紹介します。
- 初期費用がかかる
- 他の美容室との差別化ができていない
- 料金が安すぎる
- 経営知識が足りてない
- 運営コストを維持する資金がない
それぞれ詳しく解説します。
1. 初期費用がかかる
美容室の開業費用は、規模や立地、内装へのこだわりによって大きく異なりますが、一般的には600万円から1,000万円程度が必要とされています。
- 内装・外装費:500万円
- 設備費・備品代:200万円
- 広告宣伝費:100万円
- 物件取得費:200万円



あくまで一例です!あなたがどこまでこだわるのか、によって大きく異なるところです!
自己資金がほとんどいらないネットビジネスもある一方で、初期費用があることは厳しいと言われる理由になります。
2. 他の美容室との差別化ができていない
競合に紛れ込むと、新しい顧客を引き寄せることが難しくなり、結果的に顧客基盤の拡大が停滞します。
美容室が豊富に存在し、提供するサービスがほかと明確に区別されない場合、お客様が選ぶ理由を見つけにくくなるからです。
この問題に対処するには「〇〇と言えば〇〇だよね」といった印象を与えるような、専門性や独自性を前面に出すことが重要です。



自分が何の専門家なのか意識して発信できていないと、ライバルとの差別化はできません!
自身の強みを前面に押し出し、積極的に情報を発信することで、競合との明確な違いを設けましょう。
3. 料金が安すぎる
料金を高く設定することに抵抗を感じて、他店と同じくらいか少し低い金額を設定する方もいるかもしれませんが、おすすめできません。
もちろん、適正な価格を知るために競合の調査が必要ですが、それだけでなく目指すべき収益目標についても考慮しましょう。



安価なサービスが特徴だと、美容室のブランド価値が損なわれる可能性もあります!
たとえば、月の売上の目標が〇〇円だからサービスの価格は〇〇円以上と設定し、それ以下の価格帯の顧客を受け入れない方針を決めます。
このような方針が「顧客を見放す」と捉えられるかもしれませんが、美容室は数多く存在し、顧客には豊富な選択肢があるため、自己のビジネスを優先させましょう。
4. 経営知識が足りてない
売上の向上だけでは、利益を持続させて事業を成長させるのは難しいです。
経営をしていくには以下のような能力も必要だからです。
- 広告の効果的な配分
- 財務の分析
- 労働管理



これらの能力は、受け身で身につけられるものではなく、自ら進んで学ぶ必要があります!
セミナーへの参加や専門書籍の読み込みを通じて、事業運営に関する深い理解とスキルを身につけましょう。
5. 運営コストを維持する資金がない
固定費に耐えられる資金が足りないと、美容室経営は難しくなります。
- 家賃
- 水道光熱費
- 薬剤などの材料費
- スタッフの人件費など
美容室は開業したその日から多くの経費がかかります。
売上が少ない時期でも、これらの固定費は毎月必ず発生してしまうのが厳しい点です。たとえ集客がうまくいかなくても、家賃や人件費の支払いは待ってくれません。
しかも資金が少なくなると、広告費を削ったり、人材育成に投資できなくなったりと、悪循環に陥るリスクもあります。
だからこそ、美容室経営では「初期費用を抑えること」「運転資金を多めに確保すること」が、成功のカギになるのです。
美容室経営の年収はぶっちゃけいくら?


「令和4年賃金構造基本統計調査」によれば、美容師の平均年収は約379.7万円とされています。
参照:職業情報提供サイト



美容室を経営する場合、年間売上の10~20%が年収だと言われますが、さまざまな要因によって大きく変動します!
具体的には、材料費や店舗の家賃、そしてスタッフを雇用している場合は人件費などです。
一方、1人で運営する美容室の場合は、人件費を節約できます。
経営形態や店舗の規模、立地条件やサービスの価格設定などによって、経営者の実際の収入は大きく異なり、一概には言えないのが実情です。
美容室の経営は本当に厳しいのか?毎月150万円を稼ぐプロが解説


東京商工リサーチによると、全国の美容所は12年連続で増えているなか、2023年の1月から4月にかけての「美容業」の倒産件数は31件にのぼり、前年同期の22件と比較して40.9%増加しています。
参照:「コロナ関連」の支援効果薄れ、美容室倒産が1.4倍のペース | TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ



競合が増えて人口が減少するなら、供給過剰となって廃業となるケースが想像できますね…!
美容室の経営は、外から見ると競争が激しく厳しいイメージがありますが、実は独自の強みが存在します。
まず、美容師は国家資格が必要な職業であり、資格を持っていること自体が大きな価値です。
国家資格が必要な業界では、他業種から簡単に参入できないため、専門性が高く保たれます。



仮に失敗しても、他のところで働けるのもいいですね!
事業が軌道に乗れば、複数の店舗を経営して、年収1,000万円以上を目指すことも夢ではありません。
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美容室経営を成功に導く!厳しい市場を勝ち抜く6つのポイント


ここからは、美容室経営を成功させるために必要なポイントを6つ紹介します。
- 固定費を見直す
- 継続して集客する
- マーケティングを学ぶ
- 最大限の価値を提供する
- 物販を行う
- 儲かる仕組みを作る
詳しく見ていきましょう。
1. 固定費を見直す
美容室経営を安定させるには、まず固定費の見直しが欠かせません。
毎月かかる家賃や光熱費、サブスクサービスなどは、一度契約すると見直しが後回しになりがちですが、見直すだけで経営にゆとりが生まれることも多いです。
たとえば、店舗の家賃交渉や不要なサブスクの解約、電気・ガスの料金プランの見直しはすぐにできる対策です。



浮いたコストは、広告費やスタッフ教育などに回せます!
また、月ごとの収支をしっかり把握し、「集客などの攻め」と「家賃や人件費などの守り」を分けて予算管理することもポイントです。
「節約=縮小」ではなく、「資金の使い方を整える」ことが、美容室経営の第一歩です。
2. 継続して集客する
美容室の経営で成功を収めるためには、集客活動が欠かせません。
集客は一朝一夕に成果が出るものではなく、継続的な努力が求められます。
とくに開業初期のようなビジネスが立ち上がったばかりの段階では、すぐには目に見える成果が得られないため、挫折を感じやすい時期でもあります。
しかし、このような難しい時期を乗り越え、継続して集客活動を行えば、競合との間に大きな差をつけられるでしょう。



持続的な集客努力は、長期的な顧客基盤の構築につながり、美容室の安定した成長と発展の礎となります!
3. マーケティングを学ぶ
顧客の問題を解決する能力を持っていても、マーケティングが不十分だと美容室に引き寄せられません。まずは、顧客に自店を知ってもらうことが重要です。



とはいえ、単にマーケティングの技術を学ぶだけでは効果は限定的です!
具体的な目標や目的がなければ「SNSでどのように投稿すれば良いか?」といった具体的なアクションに結びつきにくくなります。
マーケティングは、人の感情に訴えかける要素を含んでいるため、表面的なアプローチでは本質を捉えられません。
目標や目的を明確に設定して、マーケティングに対する深い理解と実践的なスキルを身につけましょう。
マーケティングについて詳しく知りたい方は、関連記事「【効果的】集客を成功させるマーケティングのコツ!今すぐやめるべきやり方TOP5も紹介」がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください!


4. 最大限の価値を提供する
最大限の価値を提供するとリピート率が高まります。



顧客のリピート率を高めることで、美容室は安定した収益を確保し、難しい経済状況を乗り切れるでしょう!
顧客が再訪を決める理由は、美容室が提供する価値を高く評価しているからです。そのため、次のような行動を心がけることが重要です。
- 自信を持って接客する
- 清潔で整った外見を保つ
- 顧客のニーズに応え、その解決後も役立つ製品やサービスを提案する
これらの実践を通じて、顧客に美容室への再訪の価値を感じてもらい、リピート率を向上させましょう。
5. 物販を行う
単にカットやカラーのサービスを提供するだけではなく、物販を行うことも大切です。
美容室専用のシャンプーやリンス、トリートメントやヘアパックなどのヘアケア製品の販売は、美容室の収益源を拡大する絶好の機会となります。
顧客が美容室での施術に満足していれば、その満足感を自宅でも再現したいと考えることは自然です。



この心理を利用して、美容室で使用している製品を紹介すると、購入する可能性が高まります!
顧客に製品の特長や使用方法を丁寧に説明し、施術後のケアについてのアドバイスを提供すると、購入への興味をより一層高められるでしょう。
6. 儲かる仕組みを作る
利益を生み出すシステムを構築することで、顧客を持続的に引きつけられます。



速効性のある集客と時間をかけて効果が現れる集客、両方を組み合わせましょう!
以下は、それぞれの集客戦略の特徴と具体例です。
種類 | 概要 | 集客例 |
---|---|---|
速効型 | ・出せばすぐに売上が上がる ・継続しないと十分な効果が出ない | チラシ、広告など |
積み上げ型 | ・時間をかけて予約に持ち込む ・効果が出るまで時間がかかりやすい | SNS(LINE、Instagramなど) |
この二つの方法を同時に活用することで、一方の短所をもう一方の長所で補えます。そのため、一方に偏ることなく、両方の戦略に取り組むことが重要です。
顧客獲得が命!経営が厳しい美容室が取り組むべき5つの集客方法


ここからは、経営状況が厳しい美容室が取り組むべき集客方法を5つ紹介します。
- チラシ
- モニター制度
- SNS
- ホームページ制作
- 広告
詳しく見ていきましょう。
1. チラシ
SNSの普及により、従来のアナログな集客手法であるチラシを用いる美容室の数が減少していますが、これは逆にチャンスです。
競合が少なくなっている現状では、チラシによる集客が注目を集めやすくなっています。
- コストが低く抑えられる
- 受け取った人がすぐに目を通せる



経営が厳しい状況でも時間を使えばできるのでおすすめです!
効果的なテンプレートを活用すると、迅速に市場に打って出られ、短期間での集客効果が期待できます。
また、チラシで一度でも見てもらっておくことで、他の媒体で見かけたときに「あ、何か見たことあるから行ってみようかな」となりやすいです。



速効型集客ですが、未来への種まきにもなります!
なお、美容室のチラシの作り方について詳しく知りたい方は、関連記事「【最強戦略】美容院チラシの集客力を上げる3つのコツ!新規30名を獲得できるテンプレートを公開」をあわせて確認してみてください。


2. モニター制度
経営に課題を抱える美容室において、集客を強化しブランドの信頼性を高める手段としてモニター制度が効果的です。
顧客にサービスや商品を実際に体験してもらい、その体験談や提案をフィードバックとして収集します。
美容室であれば、新しいヘアスタイルやトリートメントを提供し、顧客にその効果や満足度を体験してもらうといった戦略を立てられます。



顧客による正直な感想や提案は、改善点の特定やサービスの質の向上に直結するでしょう!
また、体験者がSNSといったオンラインプラットフォームを通じてそのポジティブな体験を共有することで、自然な口コミ効果が期待できます。
このような生の声は、新規顧客が美容室を選ぶ際に信頼できる情報源となり、結果として新規顧客の獲得につながります。
モニター制度を取り入れて、低コストで効果的に美容室の魅力をアピールし、経営状況の改善を目指しましょう。
3. SNS



無料で活用できるSNSは、今後大きな集客ツールになりえます!
おすすめなのは、LINEやInstagramといった、使いやすく参入障壁の低いプラットフォームから始めること。その後、YouTubeやTikTokのような動画中心のプラットフォームを取り入れると、さらに集客効果を高められます。
どのプラットフォームを使用するにしても、自分の専門分野を前面に出してアピールすることが成功の鍵です。
とはいえ、すぐにフォロワーが増えて影響力が出るわけではないので、チラシと並行しながら行いましょう。
自分の美容室のSNSでもリアルなビフォーアフターの発信をすると、大きな安心材料となります。
4. ホームページ
ホームページを使って集客するには「アクセス数」と「ホームページの内容」の2つがポイントになります。
集客数=アクセス数×ホームページの内容
【アクセス数】
ホームページへのアクセス数の増加に効果的なのは、以下の2つです。
・PPC広告(クリック課金型広告)
・Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)
【ホームページの内容】
ホームページの内容は、文章よりデザインや視覚的な第一印象が重視されます。テーマカラーや写真選びなどを慎重におこないましょう。
この2つからの流入を増やせば、ホームページの閲覧数が伸びて集客数増加が期待できます。
なお、ホームページを使った集客方法に関しては関連動画「今流行りのHPはこれだ!爆裂!新規集客を実現、HP最新テクニックを公開(前編)」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
5. 広告
新規のお客様を獲得したいなら、広告は欠かせないツールです。
待っているだけでは人は来ない時代であるため、ターゲットに合わせた広告戦略を立てることが、売上アップの第一歩になります。
なかでもPPC広告(クリック課金型)は、費用対効果が見えやすく、効果測定がしやすいです。
PPC広告とはインターネット広告の一種で、クリックされたときのみ料金を支払う広告形式です。ホームページの閲覧数をアップさせるのに、最も効果的な手法です。
- キーワードを増やす
- 単価を上げる
- 予算を上げる
- エリアを拡大する



この4つを試行錯誤しながら、費用対効果が高くなるように工夫しましょう!
PPC広告の始め方は関連記事「【アクセス増】PPC広告を自分でやる際の5つのポイント!メリットや注意点・広告費の考え方も解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!


美容室経営に関するよくある質問


美容室をこれから開業しようとしている方や、すでに運営しているオーナーの方からは、よく似た悩みや質問が寄せられます。
ここでは、特に多く聞かれる3つの疑問に対して、分かりやすくお答えしていきます。
- 美容室開業に必要な初期費用はいくらですか?
- 初期投資を抑える具体的な方法はありますか?
- 開業直後に集客を増やすコツは?
詳しく見ていきましょう。
Q. 美容室開業に必要な初期費用はいくらですか?
開業には平均して600~1,000万円ほどかかります。これは、物件取得費・内装工事・設備・備品購入などを含めた金額です。
ただし、居抜き物件を活用すれば初期費用を300~500万円程度に抑えられます。
立地や規模、設備のグレードによっても金額は変わるため、無理のない資金計画が大切です。
Q. 初期投資を抑える具体的な方法はありますか?
初期投資を抑えるにはいくつかの工夫があります。
たとえば、居抜き物件を選ぶことで内装費用を削減できますし、設備はリースにすることで一括支出を避けられます。
家賃交渉や必要最低限の備品でのスタートなど、小さく始めて徐々に拡大する考え方が有効です。
Q. 開業直後に集客を増やすコツは?
開業初期は、地域の人に自分の店を知ってもらうことが最優先です。
効果的なのは、Instagramで地域タグをつけたリール動画の投稿や、オープニングキャンペーンの実施です。
また、LINE公式アカウントでのクーポン配信やSNS広告も活用することで、認知と来店につなげやすくなります。
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