「整体のチラシを配布しているのに思うように売上が伸びない」
「チラシで集客できるのはお試し目的の人ばかりでリピートが取れない」
「チラシをどれだけ配布しても予約電話が来ない」
こんな悩みを抱え、どのようにチラシを作成すればいいのか、この方法でよいのか悩んでいる方もいるでしょう。
結論から伝えると、テンプレートさえあれば、集客できるチラシは作れます。

チラシは速効型の集客方法なので、まずは売上を上げたいと考えている方におすすめです!
この記事では、治療家のプロとして毎月150万円以上を稼いでいる僕が、以下の内容を解説します。
- チラシのメリット・デメリット
- 整体のチラシを作る手順
- チラシ製作時の知っておきたいポイント・テクニック
- チラシ製作で注意すべき広告規制
- チラシを配布する方法
最後まで読むことで、チラシで集客を行い売上向上が期待できるでしょう。
なお、僕のコンサル生である入江先生は、チラシ集客で開業3ヶ月で月商100万円を達成しています。
「チラシを使って売上を安定させたい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


なお、僕の公式メルマガでは、ブログ記事では書ききれない実店舗経営に活かせる集客のノウハウを徹底解説しています。期間限定で有料級の特典もプレゼントしているので、ぜひお気軽にご登録ください!
整体院がチラシを製作・配布する5つのメリット


まずは整体院でチラシを製作し、配布するメリットを5つ紹介します。
- すぐに予約が取れやすい
- 資金をかけて集客のコントロールができる
- 幅広い人にアプローチできる
- エリアで認知されやすくなる
- 紹介や口コミで広まりやすい
以下で詳しく解説します。
1. すぐに予約が取れやすい
新規の患者さんを獲得するには、ユーザーの購買行動として有名なAIDMAの法則を理解しておきましょう。
- Attention:サービスについて認知する
- Interest:興味を持つ
- Desire:欲しいと思う
- Memory:欲しいと思ったことを思い出させる
- Action:購入する
チラシは、患者さんが店舗のことを「Attention:認知する」状態から、「Action:予約する」という状態まで一気に行えるツールです。
チラシの型を手に入れるだけで新規の予約を取りやすくなるメリットがあります。



どんなチラシだと効果があるのかは決まっているので、深い知識がなくても問題ないです!
すぐに集客できるため、早く売上アップをさせたい人に適しています。
2. 資金をかけて集客のコントロールができる
「来月はもう少し新規の患者さんを増やしたい」と思ったら、予算を増やしてチラシの配布量を調整することで、患者さんの数を増やせます。
逆に、今月は予約がいっぱいで新規の受付が難しい場合は、チラシの配布を減らして予算を抑えることで、無理のない集客調整が可能になります。
このように、予算に応じて自在に集客をコントロールできる点が、チラシ配布の大きなメリットです。
3. 幅広い人にアプローチできる
チラシは、インターネットを使わない層にもアプローチできるツールです。
スマートフォンを持っていなかったり、日常的にWebを利用していなかったりする方々にも情報を届けられるため、デジタルでは届きにくい層への訴求が可能になります。



とくに中高齢者はチラシとの相性がよいです!
また、町内会や商店街など、地域コミュニティの人にもアプローチできるため、地元に根ざした集客に適しています。
インターネット以外でもアプローチをかけられるため、来院する患者さんを増やすことが期待できます。その結果、店舗の売上向上が見込めるでしょう。
4. エリアで認知されやすくなる
チラシを配ることで、整体院周辺の地域の人に認知されやすくなります。とくに、開業したての場合は宣伝効果も期待できます。
また、すでに店舗を構えて数年経っている場合でも効果的です。「どんな整体院なのか」「どんな治療を提供しているのか」をチラシを通してアピールできます。



売上が伸び悩んでいる整体院は、ぜひ取り入れて欲しいですね!
5. 紹介や口コミで広まりやすい



チラシはホームページとは異なり、実物がある広告媒体です!
そのため、手元にチラシがあれば、地域のコミュニティで紹介される可能性があります。さらに、実際に整体院を訪れた人が気に入ってくれれば、チラシを持って口コミで宣伝してくれるケースも考えられるでしょう。
このように、チラシを活用することで、紹介や口コミによるさらなる宣伝効果が期待できます。
なお、チラシの作り方やコツなどは、関連記事「【メリットばかり】チラシ集客は効果的?作り方7ステップや作成のコツ・テンプレートを紹介」でも詳しく解説しているので、ぜひ確認してみてください。


整体院がチラシを製作・配布する2つのデメリット


続いて、整体院がチラシを製作し、配布するデメリットを2つ紹介します。
- 飽きられて反応が悪くなる
- 他の人に真似されやすい
以下で詳しく解説するので、順番に見ていきましょう。
1. 飽きられて反応が悪くなる
同じチラシを配布していると、お客さんからしたら「またこれか…」と思われやすくなります。
・同じチラシを繰り返し見ることで飽きられやすくなる
・新鮮味がなくなり、予約につながりにくくなる
・見出しや色使いを少し工夫するだけでも、目新しさを与えられる
また、季節限定のキャンペーンやクーポンを載せたり、口コミなどの情報を最新のものに更新したりすることでも、マンネリ化を防げます。小さな変化でもお客さんの反応率アップにつながるため、定期的にチラシの内容をアップデートする必要があるでしょう。
2. 他の人に真似されやすい



チラシを作成する際は、上手くいっているものを見つけ、その型を真似するのが基本です!
自分も真似するのと同様に、他の人にも真似される可能性があります。
とくにずっと同じ広告を撒いているとわかれば、反応が取れていると思われ真似されやすいです。
今はチラシ効果で50人集まっているとしても、似たものを配布する整体院が4つ現れたら分散して10人程度になってしまいます。



なお、僕の無料メルマガでは、毎月新規顧客を15名獲得していたチラシ3種類をプレゼントしています!
その他、高単価治療のポイントやリピーターの増やし方、月商100万円を超えた成功事例などを期間限定で公開しているので、ぜひ登録して特典を受け取ってみてください。
整体院がチラシを製作する際の事前準備


整体院がチラシを作る前には、主に以下4つの事前準備が必要です。
- 自店の強みや理解する
- ターゲットを明確にする
- 競合や周辺環境をリサーチする
- 予約先や問い合わせ先を決める
これらの準備を念入りにしておくことで、集客力の高いチラシを製作できます。ぜひ参考にしてみてください。
1. 自店の強みや理解する
チラシ製作の前に、自店の強みを明確に把握しておくことが重要です。自店の魅力や特徴が明確になると、効果的なアピールができ、より高い集客効果が期待できます。



強みを明確にするために、以下の項目をチェックしましょう。
- 来院される方の性別・年齢層
- 得意とする施術や改善できる症状
- 主な患者さんの居住エリア
また、実際の患者さんの口コミや評価にも注目してみてください。「院内が清潔」「スタッフが親切で気持ちがよい」など、とくに評価されているポイントは自院の大きな強みである可能性が高いです。
2. ターゲットを明確にする
チラシを作る際は、「誰に向けたチラシなのか」をはっきりすることが大切です。ターゲットを明確にすれば、打ち出す内容に一貫性が生まれます。



ターゲットを設定する場合は、主に以下の方法を試してみましょう!
- 顧客の属性を分類する(年齢・性別・職業・家族構成・所得)
- 顧客の地域を分類する(住所やその地域の気候・規模)
- 顧客の心理的特徴や行動的特徴を明確にする(購入基準・購入経路)
なお、ターゲット設定があいまいだと、チラシに打ち出す内容にブレが生じます。結果、集客効果が低下してしまい、売上の向上は期待できないでしょう。
3. 競合や周辺環境をリサーチする
チラシの集客効果を高めるには、競合や周辺環境についてのリサーチが必須です。主に以下の内容を調べましょう。
- 近くにどのような整体院があるか
- 近隣にはどのような世帯・年齢層の人が住んでいるのか
- 整体院の所在地の特徴はあるか(ビジネス街、住宅街など)



とくに、競合については念入りなリサーチが求められます。
提供しているメニューや料金などを確認し、差別化を図ることが大切です。「競合よりも自店が魅力的に感じる部分」をチラシに打ち出すだけでも、集客効果が高まることが期待できます。
4. 予約先や問い合わせ先を決める
チラシを見て興味を持ったとしても、すぐに来院につながるとは限りません。
多くの人は「もう少し詳しく知ってから行きたい」「予約してから来院したい」と考えるものです。スムーズなアクションにつなげるためには、予約先や問い合わせ先を必ずチラシに明記しておくことが重要です。
たとえば、電話番号やLINE公式アカウントなどを分かりやすく掲載すれば、見込み客が迷わずに連絡できます。
せっかくチラシを手に取ってもらっても、次の行動につながらなければ整体院の機会損失です。



集客効果を高めるためにも、問い合わせ窓口の情報は、チラシ内でしっかりとアピールしておきましょう!
整体院のチラシのテンプレートと作り方3ステップ


ここからは、整体院でチラシを作成する手順を3ステップで紹介します。
- 表と裏で入れるべき項目を理解する
- 発注先を比較する
- チラシの種類を決める
1から作成する手順を伝えるので、チラシの知識がない方でもここを読めば簡単に作成できるようになるでしょう。
なお詳細は、関連動画「チラシ作成初心者の為の反応をとるチラシ講座【治療院 接骨院 経営】」にて紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
1. 表と裏で入れるべき項目を理解する
チラシを作成する際は、どの情報を入れてもよいわけではありません。来院につなげるために、見込み客が知りたい情報を掲載する必要があります。
チラシの表と裏に入れたい項目は以下のとおりです。
盛り込むべき内容 | |
---|---|
表面 | ・こんな人に来てほしい ・特徴 ・約束(割引など) ・顔写真 ・TEL ・地図(画像で) |
裏面 | ・伝えたいこと ・実績 ・約束(表側と同じにすること) ・顔写真 ・TEL ・地図 |
・人はチラシを上からパッと見て、興味がなければ捨てる
・読んだ人の興味を引き付けるために、表面上部には「こんな人に向けたチラシ」を記載するのが大切
具体的に、どこにどの情報を入れるかについては、以下の画像を参考にしてみてください。





なお、自分の店名をアピールしたくなる気持ちはわかりますが、患者さんには必要性の低い情報なのでやめておきましょう!
お店が知られていないのに、名前で興味を持ってもらえることはほとんどありません。まずは読者ニーズに沿った文言を入れて、興味を惹きましょう。
2. 発注先を比較する
チラシを発注する際は、ネットの比較サイトを見て一番安いところを選びましょう。



「印刷 通販 徹底比較」で検索すると、比較サイトが出てくるので使ってみてください!
発注先を比較する際は、安さ以外にも以下の要素を意識することが大切です。
- 対応サービス
- サポート体制
- 製作実績
- 納期
発注先の選定には時間をかけず、比較したらすぐに発注しましょう。
3. チラシの種類を決める
チラシの発注時に、材質やカラーなどの種類を決める必要があります。
ここではチラシの基本となる種類を紹介します。
- 紙質・大きさ:コート90、A4
- カラー:両面フルカラー
- 印刷部数:3,000~5,000部
作成したチラシの成果が出るかわからない段階で、1万部~2万部を作るのは少しリスクが高いです。反応が取れたらチラシを追加すればいいので、まずは3,000~5,000部で様子を見ましょう。
集客に困らない治療院のチラシテンプレートについて、関連記事「集客に困らない治療院のチラシテンプレート!気をつけたい広告規制も解説」で詳しく解説しています。


なお、僕の無料メルマガでは効果の出るチラシテンプレートを公開しています。その他、整体院の売上アップにつながる有料級の特典を配布しているので、ぜひお気軽にご登録ください!
整体院のチラシを作成する際の5つのポイント


整体院のチラシを作成する際は、集客につながるポイントを抑えることが大切です。そうすることで、新規顧客の獲得数を増やしやすくなります。
- スタッフの顔を載せて安心感を出す
- キャッチコピーで興味を惹く
- 施術内容を伝える
- キャンペーン情報を載せる
- 基本情報を忘れない
それぞれ参考にしてみてください。
1. スタッフの顔を載せて安心感を出す
整体院のチラシを作成する際に、スタッフや院長の顔を載せることが効果的です。どんな人が対応してくれるのかが分かるだけで、患者さんにとっては大きな安心感につながります。



とくに初めての来院は不安が大きいです!
・笑顔や微笑みなど、親しみやすさが伝わる表情を意識する
・無表情や堅い雰囲気は、近寄りづらい印象を与えかねない
もし写真の掲載が難しい場合は、スタッフの似顔絵やイラストを活用するのもひとつの方法です。人物像が伝わるだけでも、信頼感や親近感はしっかりと伝わります。
2. キャッチコピーで興味を惹く



チラシにおいて目に留まりやすいのが、キャッチコピーです!
整体の特徴や強みを一言で表すキャッチコピーを入れることで、見た人の興味を惹きつけ、内容を読んでもらえる可能性が高まります。
また、キャッチコピーは、記憶に残る効果もあるため、チラシを見たその場では来院に至らなくても、後日ふと思い出してもらえるきっかけになります。
パッと見てどんな整体院かがすぐに伝わるキャッチコピーをチラシに入れて、集客につなげましょう。
3. 施術内容を伝える
チラシでは「どんな施術を受けられるのか」を伝えることが大切です。施術内容が分かりやすく紹介されていると「この悩みがあるから、この整体院に行ってみよう」と患者さんに思ってもらいやすくなります。



専門用語や難しい言葉はできるだけ避け、誰でも理解できるやさしい言葉で説明するようにしましょう!
わかりやすく親しみやすい表現こそが、信頼感を生み、行動への後押しになります。
ただし「整体院がチラシ製作で注意すべき広告規制」で詳しく解説しますが、チラシには具体的な施術内容を伝えることが禁止されているので注意が必要です。
4. キャンペーン情報を載せる
整体院でキャンペーンを実施しているなら、その情報をチラシに載せましょう。期間限定の割引や初回限定の特典など、キャンペーンがあるだけで興味を持ってもらいやすくなります。
「今ならお得に試せる」という印象を与えることで、整体に関心はあるけれど一歩踏み出せないという人の背中を押すきっかけになります。



キャンペーンの内容は、わかりやすくシンプルに伝えることがポイントです!
「○月○日まで」「先着○名限定」など、期限や人数を明記することで行動を促す効果も期待できます。
5. 基本情報を忘れない
どれだけ魅力的なチラシでも、営業時間やアクセスなどの基本情報が抜けていては、来院につながりません。患者さんは「ここに行けるかどうか」「通いやすいかどうか」をしっかり確認した上で判断します。
とくに、最寄り駅からの距離や車での来院が可能かといった情報は、安心感や利便性に直結します。



電話番号や予約方法も含めて、必要な情報を漏れなく載せることが大切です!
整体院のチラシ集客で知っておきたい5つのテクニック


チラシの集客を成功させるには、テクニックを学んで盛り込むことも重要です。ここからは、新規集客を安定させるチラシの最新テクニックを5つ紹介します。
- 競合との差別化を意識する
- オリジナリティのあるチラシを作る
- 地域で有名になる切り口を知る
- 来院の動機を分析する
- 別媒体への誘導を意識する
以下で詳しく解説します。
なお詳細は、関連動画「今当たるチラシはこれだ」にて紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
1. 競合との差別化を意識する
チラシを製作する際は、競合である整体院の差別化を意識しましょう。自院のチラシが埋もれてしまう恐れがあるためです。
差別化でおすすめしたいのは「サイズをA4からB4にして分厚くする」「サイズをA3にして薄くする」などの工夫を加えることです。



サイズや厚さを変えると、受け取った方の反応が違ってきます!
競合のチラシをリサーチして、差別化できないかを考えてみてください。
チラシ以外で、他店との差別化を図る方法は、関連記事「【競合を突き放す】差別化を図る5つの方法!おすすめツールや成功事例を解説」でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください!


2. オリジナリティのあるチラシを作る
ずっとテンプレートのチラシを配布しても飽きられてしまいます。
反応の取れるオリジナリティのあるチラシの型を、いくつあるのか知っておくことが重要です。



自分で生み出し続けるには限界があります。チラシの型が手に入る環境にいるだけでも売上に大きな差が出ます!
たとえば、症状を記載してチェックリストを載せる方法が有効です。


まずは大きな文字で「膝の激痛」と入れることで興味を惹き、チェックリストで、膝の痛みに悩んでいる人に「自分のことだ」と思ってもらいやすくなります。
このチラシだと、他の整体に行っても治らなかった人も「この整体なら何とかしてくれるかも」と興味を持ってもらえるでしょう。



また、チラシにインパクトがあれば膝の痛みが気になったときに「そういえばあの広告!」と思い出してもらえますよ!
僕のメルマガでは、「オリジナリティのあるチラシの見本や売上」と「集客を安定させる集客メソッド」を配信しています。月商100万円は当たり前に超えられる自信を手に入れられるので、ぜひお気軽にご登録ください!
3. 地域で有名になる切り口を知る
テンプレートは反応が取りやすいものですが、実際にあなたが集客したい地域で反応が取れるかどうかはわかりません。
自分の地域では、どのような広告が反応を取れるのか知るために、縦書きのように新たな切り口でチラシを打ち出してみてください。



周りよりも早く試してどの型が当たるのかを見つけましょう!
たとえば、以下は縦書きのチラシ例です。


一度反応の取れるチラシが見つかれば、その型を使ったチラシを大量に作成しましょう。
4. 来院の動機を分析する
新規顧客に対して「来院したきっかけ」や「どこで整体院を知ってもらったのか」を確認して見てください。問診表やアンケートなどを活用するのがおすすめです。
その結果から、チラシの集客効果がどのくらいあるのかを分析します。



たとえば、1,000枚ポスティングして2件の反応率が得られれば、効果が出ていると考えてよいです!
反対に、効果が薄ければ配る地域を変えたり、チラシの文言を変えてみたりしましょう。
5. 別媒体への誘導を意識する



チラシから別の媒体に誘導することで、顧客への接触が増えます!
結果、認知されたり興味を持ってもらえたりするため、さらなる集客効果が期待できるのです。
とくに、チラシからLINEやInstagramなどのSNSに誘導するのがおすすめです。「売上を伸ばしたい」と考えている方は、チラシと並行してSNS運用にも力を入れてみてください。
SNS運用のノウハウは、関連記事「【知らなきゃ損】SNSで店舗集客を成功させる10個のコツ!成功事例や注意点も紹介」にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!


整体院がチラシ製作で注意すべき広告規制


整体院がチラシを作る際には、広告規制に注意しなければなりません。知らないままチラシを配布したことで、罰金が科されるケースがあるためです。
こちらでは、注意すべき広告規制を5つ紹介します。
注意すべき広告規制 | 特徴 |
---|---|
誇大広告 | ・広告の内容を誇張し、消費者に誤解を与える可能性がある広告のこと ・治療で悪化することはない、症状を改善しないと命にかかわることだと思わせることは避ける |
具体的な施術内容 | ・整体院で提供する、施術に関する具体的な内容を広告で提示することは禁止されている ・柔道整復師法やあはき法で、許可されている内容以外のことは広告できない |
比較優良広告 | ・他の医療機関と比較をして、自店が優れているとアピールする広告のこと ・誤認される恐れがあるため、広告の表現が規制されている |
経歴や実績 | ・あはき法に抵触するため、経歴や実績は載せてはいけない |
紛らわしい名称の使用 | ・医療法第3条や医師法第18条で「紛らわしい整体院の名称を付けてはならない」とされている ・医療と誤認される表現は避ける |
なお、上記はあくまで注意すべき規制の一部の紹介となります。法律やガイドラインにも気をつけながら、チラシを作成しましょう。
1. 誇大広告
誇大広告とは、広告の内容を誇張し、消費者に誤解を与える可能性がある広告です。具体例としては以下のような表現があります。
- 腰痛が完全に治ります
- ○%の人が効果を実感しています
- たった1回で効果を実感できます
患者さんに来てもらいたい気持ちは理解できますが、これらのような誇大な表現は避けるべきです。



また、効果や効能についての具体的な記載も禁止されていますので、注意が必要です!
2. 具体的な施術内容
整体院で提供する施術に関する具体的な内容を、広告で提示することは禁止されています。



たとえば「〇〇式矯正法」や「〇〇流施術」といった表現を使用することは避けるべきです!
施術内容を明確に伝えたいというニーズがあるかと思いますが、法令に基づき注意が必要です。
3. 比較優良広告
比較優良広告とは、他の医療機関との比較で自身を優れているとアピールする広告を指します。
具体例として、次のような表現にはとくに注意が必要です。
- 顧客満足度第一位
- 全国トップクラスの○○整体院
- A地区最高評価



これらの表現は、不当に患者さんを誘引する恐れがあるため、規制されています!
4. 経歴や実績
チラシには、先生の経歴や実績は載せてはなりません。



「あはき法」という法律に抵触するためです!
具体的には、以下の内容がNGです。
- 施術中の写真やイラスト
- 施術者以外の写真
- 略歴、所属学会名
- 得意分野、経験施術数
- 院長・副院長などの肩書き
とくに施術中の写真を載せたい方は多いと思います。しかし、法律に触れるものなので、掲載するのは控えましょう。
5. 紛らわしい名称の使用
医療法第3条や医師法第18条では「紛らわしい整体院の名称を付けてはならない」とされています。
参照:医療法|e-Gov法令検索
たとえば「〇〇治療院・〇〇治療所」や「接骨医」などです。医師でなければ、このような名称を使用してはいけません。



紛らわしい名称を付けると、患者さんが「ここって病院なのかな?」と誤解してしまう恐れがあります!
整体のチラシを配布する3つの方法


最後に、整体のチラシを配布する方法を3つ紹介します。
- ポスティング
- 折り込み
- 置きチラシ
今すぐできる方法ばかり紹介するので、内容が理解できたらすぐにアクションに移しましょう。
1. ポスティング
自分でポストにチラシを投函する方法です。自分の地域をぐるぐる回る形で配布します。
2つ折りにする時間がもったいないので、半分にたたんでポストに投函してください。


1回投函しに行ったら、最低500枚はポスティングしましょう。
「100枚×10回=1000枚」よりも「500枚×1回=500枚」「1000枚×1回=1000枚」のほうが反応が取れます。



明確な根拠は不明ですが、行くたびに電話が鳴る可能性が高いと思っています!
ポスティングに行く時間帯ですが、手が空いていたら朝昼晩気にせず周りましょう。
なおポスティングのコツについては、関連記事「集客につながるポスティングのコツ20選!早く配る方法や便利グッズを紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。


2. 折り込み
業者に持ち込んで新聞に折り込んでもらう方法です。事前に新聞業者に連絡し、何部必要か確認するようにしましょう。
3,000部と言われたらそのとおりにしてもいいですが、僕の場合は65%くらいを持っていくようにしていました。



噂ですが、実際よりも多い部数を言っている新聞業者もあるみたいです…
折り込みする新聞業者を選定するときは、実際に患者さんがどの新聞を取っているのか聞いてみて多いところから連絡してみてください。もし現状患者さんがおらず、聞ける人がいなければ全部で折り込みしましょう。
なお折り込みチラシの効果については、関連記事「【即実践】効果的な折り込みチラシの作り方!集客を安定させるテクニックも紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。


3. 置きチラシ
カフェや飲食店、美容室などに置いてもらう方法です。直接お願いするしかないので「置いてください」と頼みましょう。
とはいえ、お店の方からするとよくわからない人のチラシを置きたくないのが当然の反応です。



何者かわからない人のチラシを店舗に置くのは難しいです…
実際にお客さんとして何度か足を運び、信頼関係を構築してお願いしてみるような、工夫が求められます。
整体院のチラシ集客に関するよくある3つの質問


こちらでは、整体院のチラシに関する質問に回答します。
- 整体院のチラシの反応率は?
- 整体院のチラシは手書きでもよい?
- チラシ製作に使えるツールは?
順番に見ていきましょう。
1. 整体院のチラシの反応率は?
反応率とは、なにか行動を起こしてどのくらい顧客から反応が得られるのかをパーセンテージで表したものです。「行動喚起率」や「レスポンス率」と呼ばれることもあります。
ここでいう「反応」は、整体院へ来院することだけではありません。電話やLINEでの問い合わせの数も含まれています。
整体院がチラシをポスティングする場合、反応率の目安は0.2~0.5%です。1,000枚配って2~5件の反応が得られればよいという計算になります。



つまり、集客効果を高めるためには、かなりの数のチラシを配布する必要があるということです!
なお、チラシの反応率を高くする方法を知りたい方は、関連動画「反応率をあげる2つのオススメテクニック」をチェックしてみてください。意識するだけで効果が変わってくるので、ポスティングの効果に伸び悩んでいる方にもおすすめです。
2. 整体院のチラシは手書きでもよい?
整体院が作るチラシは、手書きのものでも問題ありません。手書きの有無では、集客効果に大きな違いはでないためです。



実際僕は手書きのチラシを作成して、月商300万円を達成できました!
なお、整体院が集客を成功させるためには、まず行動を起こすことが重要です。「ツールを使いこなせない」となかなか実践できない方は、手書きでチラシを作成しましょう。
3. チラシ製作に使えるツールは?
チラシ製作に使えるツールは、主に以下のとおりです。
- Canva
- Adobe Express
- PosterMyWall



どれも無料で使えるので、チラシ製作のコストを抑えたい方におすすめです!
なお僕の無料メルマガでは、整体院のチラシだけでなく、経営や集客に関することも解説しています。整体院経営を成功させたいと考えている方は、メルマガ登録だけでも登録してみてください!