「予約患者を増やしたいけれど、どうすればいいのだろう?」
「クリニックの集客方法を知りたい!」
「集客のコツを知って、経営を安定させたい」
病院やクリニックの予約患者を増やすには、集客方法がカギになります。
しかし、治療現場での集客は他のビジネスに比べて難易度が高く、どのようにアプローチすればいいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、毎月30名の新規顧客を獲得してきた僕が、以下について解説します!
- クリニックの集客がうまくいかない5つの原因
- 集客方法7選
- クリニックが集客する場合の注意点
- 集客力をアップさせる3つのコツ
効率の良い集客で経営を安定させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
整体の分野ではありますが、僕のコンサル生である田下先生は、集客を学んで売上を170万円から220万円に伸ばしました。以下の動画では、その秘訣を解説してもらっているので、ぜひご視聴ください。


なお、僕の公式メルマガでは、ブログ記事では書ききれない実店舗経営に活かせる集客のノウハウを徹底解説しています。期間限定で有料級の特典もプレゼントしているので、ぜひお気軽にご登録ください!
クリニック・病院の集客がうまくいかない5つの原因


集客方法を考えるまえに、まずは現状の問題点を洗い出してみましょう。集客がうまくいかない原因には、以下の5つが考えられます。
- 患者対応や内装などに問題がある
- 認知度が低い
- 差別化できていない
- 口コミの評価が低い
- 予約システムがない
それぞれ順に解説していくので、心当たりがないかチェックしてみてください。
1. 患者対応や内装などに問題がある
最初に、集客以前の問題として院内に原因がないか確認します。まずは、患者さんへの対応と院内の清潔感に重点をおいてチェックしていきます。
・患者さんに対して、思いやりを持って対応できているか
・内装や備品は美しい状態が保たれているでしょうか
クリニックは清潔感が命なので、壁紙やポスターが色あせていないか、置物がホコリをかぶっていないかなど定期的に確認しましょう。



そのうえで「院内の雰囲気にマッチした空間デザイン」について考えてみてください!
具体的には以下のとおりです。
- 自律神経のトラブルを抱えている患者さんが多い:落ち着いた柔らかみのある空間を演出
- 痛みに悩む患者さんが多い:クールな雰囲気を演出
これはほんの一例です。ぜひ、照明や備品にもこだわって独自の空間デザインを考えてみてください。
2. 認知度が低い



集客がうまくいかないのは、地元の人にまだ認知されていないのが原因かもしれません!
認知度を獲得するために広告が有効ですが、そもそも広告には「認知拡大のための広告」と「予約を取るための広告」の2種類があります。
地元の人が存在を知らない状態で「予約を取るための広告」を出しても、高い効果は望めません。まずは「知ってもらう」ことが先決です。
「認知拡大のための広告」では来院を促す文言は一切入れず、クリニックの様子がよくわかる内容にしましょう。
存在を認知してもらったほうが、ホームページやSNSに誘導しやすくなり、「予約を取るための広告」を出したときの反応がよくなります。
広告の具体的なコツについては関連記事「【不安を解消】広告が効果ないは嘘!成果が出ない5つの原因や売上アップのコツを紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


3. 差別化できていない
近隣に競合となるクリニックがある場合は、差別化できていないことが原因かもしれません。



差別化ができているかどうかは、地域の人に「〇〇といえば△△クリニック」と認められているかどうかで判断します!
もし、現時点でとくに特徴がないのであれば、これから何を大々的に打ち出していけばいいのかを考えてみましょう。
より差別化したいのであれば、関連記事「【競合を突き放す】差別化を図る5つの方法!おすすめツールや成功事例を解説」がおすすめです。実践しやすい戦略を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!


4. 口コミの評価が低い
集客しても効果が出ない場合、Googleビジネスプロフィールや口コミサイトの評価を疑ってみましょう。口コミ数が少なかったり評価が低かったりすると、候補から外されやすいからです。
口コミを増やすには、積極的に対策をおこなう必要があります。良い関係性を築けている患者さんがいれば、直接お願いしてみましょう。



低評価の口コミが投稿された場合、コメント返しが可能であれば必ず返信してください!
誠意を持って対応すれば、その対応自体に好印象を持ってもらえるからです。
5. 予約システムがない



近年、予約システムを導入しているクリニックが増えています!
予約システムがあると夜遅い時間でも受け付けできるため、日中、忙しくて連絡できない患者さんを取りこぼすことがなくなるからです。
また、予約システムは「待ち時間の軽減」「待合室の混雑による院内感染のリスク軽減」などのメリットもあります。
つまり「予約システムがない」というだけで、集客に影響が出る可能性があるのです。まだ導入していない場合は、一度検討してみても良いかもしれません。
なお、集客については、関連記事「【月30名獲得の実績】集客力を上げる方法7ステップ!苦戦する原因や成功のコツを解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!


クリニック・病院の集客方法7選


クリニックや病院における効果的な集客方法は、主に以下の7つです。
- チラシ
- ホームページ
- PPC広告
- Googleビジネスプロフィール
- SNS
- ダイレクトメール・LINE公式アカウント
- 看板・交通広告
これらの効果的な活用方法を順に解説します。
1. チラシ
チラシは、数ある集客方法のなかでも速攻性があり、効果検証をしやすいのが特徴です。
- 長年使われている鉄板テンプレートの基本の型に従う
- 地域でかぶらないチラシの型を使用する
- いくつかのテンプレートを試しながら効果的な型を探し出す
チラシを作る際は一から自分で考えるのではなく、すでに反応が出ているチラシをテンプレートとして使用します。



自分ですべて作るのは効率が悪いので、成功事例を参考にして徹底的に基本の型を落とし込んでください!
なお、僕の無料メルマガでは、チラシの鉄板テンプレートを始めとする集客テクニックを、無料で紹介しています。効果が出るチラシの型を知りたい方は、ぜひ登録してみてください!
2. ホームページ
ホームページも、チラシと同じく速攻性のある集客方法です。



ホームページを使って集客するには「アクセス数」と「ホームページの内容」の2つがポイントになります!
集客数=アクセス数×ホームページの内容
【アクセス数】
ホームページへのアクセス数の増加に効果的なのは、以下の2つです。
・PPC広告(クリック課金型広告)
・Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)
【ホームページの内容】
ホームページの内容は、文章より第一印象が重要です。テーマカラーや写真選びなどを慎重におこないましょう。
この2つからの流入を増やせば、ホームページの閲覧数が伸びて集客数増加が期待できます。
なお、ホームページを使った集客方法に関しては関連動画「2022年版今流行りのHPはこれだ!爆裂!新規集客を実現、HP最新テクニックを公開(前編)」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3. PPC広告
PPC広告とはインターネット広告の一種で、クリックされたときのみ料金を支払う広告形式です。ホームページの閲覧数をアップさせるのに、最も効果的な手法です。
- キーワードを増やす
- 単価を上げる
- 予算を上げる
- エリアを拡大する



この4つを試行錯誤しながら、費用対効果が高くなるように工夫しましょう!
PPC広告の始め方は関連記事「【アクセス増】PPC広告を自分でやる際の5つのポイント!メリットや注意点・広告費の考え方も解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!


4. Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールは、集客に非常に効果的なツールです。



登録するとGoogle検索結果やGoogleマップ上に、営業時間や場所、口コミなどの企業情報を表示できるので、必ず登録しておきましょう!
- 口コミを書き込んでもらえるよう依頼する
- 口コミに返信する
- 写真や動画を載せる
- ホームページのURLを載せる
口コミの返信は、低評価の場合も丁寧な回答を心がけましょう。また、写真や動画は見てほしいものを載せるのではなく、患者さんの参考になるものをアップします。
検索する人に有益な情報を載せると、Googleに高く評価されて検索順位が上がりやすくなります。
5. SNS
近年、集客にSNSは必須のツールです。ただし、SNS集客はチラシやホームページと違って速攻性はありません。存在を知ってもらうことが目的です。
たとえばInstagramの場合、1番大切なのがプロフィールです。難しかったら、集客に成功しているクリニックを参考にしてみてください。
メインの投稿は、ターゲットとなる患者さんに好まれるデザインに統一します。



「〇〇の桜が満開になりました」などと地域の話題を発信すると、地元の方に関心を持ってもらえます!
そのほか、季節に合った予防情報やイベント、セミナーの案内などを配信してフォロワーを増やしていきましょう。
また、ストーリーズでは見た人にファンになってもらえるように、コミュニケーションを取りましょう。その後、自然な形でLINEやホームページに誘導します。
SNSの店舗集客に関しては、関連記事「【知らなきゃ損】SNSで店舗集客を成功させる10個のコツ!成功事例や注意点も紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!


6. ダイレクトメール・LINE公式アカウント
ダイレクトメールやLINE公式アカウントは開封率が高く、直接集客につながりやすいです。メッセージの内容を工夫して、ホームページのリンクをクリックしたくなるような文章を考えましょう。
【LINEの場合】
最初のあいさつメッセージのあとに、「お名前をお願いします」「どのような症状でお困りですか?」などとメッセージを送ることによって、直接予約を受け付けることも可能です!
また、予約前日にリマインドを送ったり順番待ちシステムを構築したりすると、患者さんの利便性が高まるので次回の予約が期待できます。
なお、公式LINEアカウントを活用した集客方法に関しては関連動画「【LINE配信の秘密】集客する配信はこうするのがベスト」にて深掘りしています。ぜひ参考にしてみてください!
7. 看板・交通広告



交通広告や看板は、従来からある王道の集客方法です!
交通広告とは、以下のようなものを指します。
- 最寄り駅の駅看板
- バス広告
- 電車広告
- タクシー広告
交通広告と看板、それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。
広告の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
交通広告 | ・接触頻度が高い ・エリアを絞れる | ・データの計測が難しい |
看板 | ・道案内としても活用できる ・多くの人に見てもらえる | ・コストがかかる |
交通広告は、属性やターゲットを絞りやすいのがメリットですが、効果検証をおこなうのが難しいデメリットがあります。
クリニック・病院が集客する場合の注意点


クリニックや病院がSNSやホームページで発信する場合は、医療広告ガイドラインに則った内容である必要があります。
もし、ガイドラインに違反して通知を放置したら「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」が科されるからです。



違反すると罰則内容を公表される場合もあるので、医療機関としては信用にかかわる大問題になってしまいます!
医療広告ガイドラインによる規制内容を、一部紹介します。
- 「最適」「最良」「県内有数」といった表現
- 詳細説明のないビフォーアフター写真
- 他の医療機関との比較
- 患者さんの体験談や口コミの転載
- 「患者数増大中」といった事実を証明できない表現
- 特定の医師の手術件数
- 医療と関係のない誘因事項(〇〇をプレゼント、〇〇キャンペーンなど)
- メディア掲載情報
医療広告ガイドラインの規制内容は非常に細かいので、チラシやホームページ、SNSでの発信内容には細心の注意が必要です。
たとえば「痛くない治療をおこないます」はNGですが、「できる限り歯を削らず痛くない治療を目指します」ならOK・・・など。
不安な場合は、医療広告ガイドラインに詳しい専門家に作成を依頼しましょう。
クリニック・病院の新規患者の集客を成功させる5つのコツ


ここでは、クリニックや病院の集客力を上げるためのコツを5つ紹介します。
- 複数の広告を継続する
- 目的によって広告の優先順位を変える
- 少しずつ負荷をかける
- 信頼してもらえる工夫をする
- 楽してできるものに手を出さない
それでは順に見ていきましょう。
1. 複数の広告を継続する



広告はひとつの手法に頼るより、さまざまな手法を駆使するほうが人の記憶に残りやすい傾向があります!
チラシやホームページ、SNSを使って、あらゆる角度から宣伝しましょう。複数の広告を継続して「〇〇といえば△△クリニック」と、地域の人に認めてもらえるようになるのが理想です。
2. 目的によって広告の優先順位を変える
広告は「認知拡大のための広告」と「予約を取るための広告」があり、目的によって優先順位を変える必要があります。
・今すぐ新規集客をしたい場合 → チラシを使った集客
・長期的にイメージアップを狙う場合 → SNS投稿
このように、目的によって集客方法が異なるので、今は何を優先すべきか考えましょう。
3. 少しずつ負荷をかける
初めての集客方法に取り組む際は、すべて自分で考えていると時間ばかりかかってしまいます。最初は、成功している人のやり方を真似るところからスタートしましょう。



全く同じようにやってみて、ある程度反応が出るようになったら、費用対効果の良い広告を増やしていってください!
すべてに最初から100%コミットする必要はありません。自分のできるところからコツコツと実践していきましょう。
4. 信頼してもらえる工夫をする
集客を成功させる上で欠かせないのが、患者から信頼されるクリニックであることを外部にしっかり伝える工夫です。信頼を築けなければ、一度来院した患者がリピートすることは難しくなり、口コミや紹介にもつながりません。



治療によって患者がどのような悩みを解決できたかを具体的に紹介することなどがおすすめです!
たとえば、クリニックのホームページに、実際の患者の声や治療事例を掲載することで、初めてサイトを訪れた方にも安心感を与えることができます。
- どのような症状で悩んでいたのか
- 治療を受けた結果、どう改善したのか
- どんな感想を持ったのか
これらをストーリー形式で伝えると、より具体的に信頼を得やすくなります。
また、医師のプロフィールや資格、クリニックの理念なども積極的に公開し、患者目線で「ここなら安心できそう」と感じてもらう工夫が重要です。
5. 楽してできるものに手を出さない
集客を考える際、短期的に成果が出やすい簡単な施策に頼りすぎるのはリスクがあります。
たとえば、チラシ配布は比較的すぐに実施できる集客方法ですが、内容が他のクリニックに真似されやすいため、価格やサービス内容での競争になりがちです。
結果として、資金力や広告費で勝負が決まり、長期的な差別化にはつながりにくいというデメリットがあります。



もちろん、チラシなどの施策を全くおこなわないよりは、実施した方が効果は見込めます!
しかし、簡単に取り組めるものだけに依存しないことが重要です。おすすめなのは、時間や手間がかかるものにも並行して取り組むこと。
具体的には、LINE公式アカウントの活用やInstagramでの情報発信など、一度構築すれば継続的に患者との接点が作れる方法に注力すると効果的です。
クリニック・病院の集客でリピート患者を増やす方法


クリニックや病院にとって、新規患者の集客だけでなくリピート患者をいかに増やすかは経営を安定させる上で欠かせないポイントです。
ここでは、リピート患者を増やすための具体的な方法を3つ紹介します。
- 悩みをヒアリングする
- 自分に興味・関心を持ってもらう
- 患者に合わせた対応を心がける
詳しく見ていきましょう。
1. 悩みをヒアリングする
リピート患者を増やす第一歩は、患者が抱えている悩みをしっかりヒアリングすることです。
単に症状を聞くだけでなく、「来院して何を解決したいのか?」「どのように状況を改善したいと考えているのか?」といった本質的な希望や不安を引き出すことが重要です。
そのためには、患者が本音を話しやすい雰囲気づくりが欠かせません。一方的な説明だけでなく、患者の話をじっくり聞き、共感する姿勢を見せることで、信頼関係が築かれます。



「この先生なら自分の悩みを理解してくれる」と感じてもらえれば、自然と再来院につながります!
2. 自分に興味・関心を持ってもらう
リピート患者を増やすためには、患者からの信頼だけでなく、興味・関心を持ってもらうことも大切です。
そこでおすすめなのが、「どんな医師やスタッフだったら、自分でもまた診てもらいたいと思うか」を一度考えてみることです。
- 話しやすく親しみやすい
- 丁寧で説明がわかりやすい
- 患者の生活背景まで理解しようとしてくれる
など、具体的な特徴が思い浮かぶはずです。



その上で、自分がその特徴を実際に行動に移せているかを見直してみましょう!
細かな気配りや、患者の立場に立った対応は、次回来院の動機につながります。
3. 患者に合わせた対応を心がける
患者一人ひとりに合った対応ができるかどうかも、リピート率に大きく関わります。



患者ごとに求めている対応のスタイルは異なります!
大切なのは、タイプを見極めて臨機応変に接すること。
一律の対応ではなく、相手に合わせた対応ができれば、その患者にとって居心地の良い空間となり、再来院してもらえる可能性が高まります。
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