「リラクゼーション開業したいけど、失敗するのが怖い」
「廃業したサロンの失敗原因は何なのだろう?」
「失敗しないために、今から何か対策できることはあるかな?」
リラクゼーションサロンとは、指圧あんま、各種マッサージ、ヘッドスパ、足つぼ、カイロプラクティックなどの施術によって、心身ともにリラックスすることを目的としたサロンのことをいいます。
業界で何年か働き、腕に自信がついてきたら「独立して自分の店を持ちたい」と考える人も多いでしょう。
しかし、開業しても集客に失敗して、数年で廃業するサロンが多いのも事実です。開店前にあらかじめ失敗する原因を知り、対策を考えておくと安心できます。
毎月30名の新規顧客を獲得した実績を持つ僕が、リラクゼーションサロンの開業を控えている方に向けて、以下を解説します!
- リラクゼーション開業で失敗する7つの原因
- 失敗しないための対策7選
- オープン前にやっておきたい3つの対策
リラクゼーションサロンの開業を成功させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
リラクゼーション開業で失敗する7つの原因
リラクゼーションサロンの開業で、よくある失敗の原因は以下の7つです。
- 資金が足りない
- 経験のない人にアドバイスを求める
- 顧客対応時間が長すぎる
- 全力で集客に取り組まない
- 売上を構成する数字を意識しない
- 技術向上が売上に直結すると思い込む
- 顧客に継続の重要性を説く
それぞれ、順番に解説します。
1.資金が足りない
リラクゼーションサロンの開業において、資金不足は失敗の大きな要因となります。
店舗をオープンしてから経営が安定するまでの間は、収入が得られないだけでなく、集客のために相応の費用が必要になります。
経営を維持できるだけの資金がないと、この時点で廃業せざるを得なくなるでしょう。
廃業に至らなくても、開業時に物件や内装、備品などでお金を使い果たしてしまうと、広告宣伝費に回す資金が不足して来店者数の伸びを期待できなくなります。
開業時は、集客のための予算を十分に確保しておかないと、失敗する可能性が高くなるでしょう!
2.経験のない人にアドバイスを求める
家族や友人など起業したことのない人にアドバイスを求めると、一般的に否定的な意見が多いので、八方ふさがりになってしまう可能性があります。
とくに開業前や大きな投資をする前は「成功できるのはひと握りの人」とか「リスクが大きすぎる」などと、心配のあまり全力で反対されるかもしれません。
あなたは、開業した経験のない人に正しいアドバイスができると思いますか?
心配してくれる家族や友人には、その気持ちに感謝しましょう。しかし、アドバイス通りにするかどうかは別の話です。
3.顧客対応時間が長すぎる
顧客に対して「時間をかけて対応しないと満足してもらえない」という思い込みは、失敗の原因になります!
ヒアリングや施術に時間をかけすぎると、マーケティングに割ける時間がなくなってしまうからです。
また、予約が入っていないからといって時間延長すると、時間内で終了したときに「サービスの質が低下した」と受け止められかねません。
顧客には、限られた時間内で最大のサービスを提供できるように工夫しましょう。
4.全力で集客に取り組まない
開業直後は集客に力を入れないといつまでたっても来店客が増えず、廃業してしまう恐れがあります。
集客方法は、チラシ配布とホームページ作成だけではありません。これからの時代は、SNSの活用が必須です。
どれか1つの集客方法に力を入れるのではなく、すべてを同時並行で進めていかないと、安定した成果を得ることが難しくなるでしょう。
開店直後、経営が軌道に乗るまでは全力で集客に取り組みましょう!
5.売上を構成する数字を意識しない
「売上を上げなければ」と漠然と考えていたのでは、経営は改善しません!
「売上を構成する数字」に着目して、それぞれについて改善方法を模索していく必要があるからです。
- 単価
- 来店頻度
- カルテ枚数
売上金額だけに着目するのではなく、上記3つの数字をどう組み合わせれば目標とする売上金額に達するのか考えてみましょう。
6.技術向上が売上に直結すると思い込む
売上が伸びないのは技術不足のせいだと勘違いしていませんか?
技術セミナーに参加するなど、インプットばかりに力を入れても売上は伸びません。売上と技術の高さは比例しないからです。
売上アップに必要なのはマーケティングです!
技術の習得も大切ですが、それだけに目を向けていたのでは失敗してしまうので注意しましょう。
7.顧客に継続の重要性を説く
次回以降の来店を必死で促すと、顧客は押し売りされているような気持ちになり、足が遠のいていきます。人は売り付けられることに対して、強い拒否反応を起こすものだからです。
いくらリピート率を上げたくても、継続のメリットを並べ立てるのはやめておきましょう。
顧客に価値を感じてもらえるように工夫すれば、楽にリピーターが増えていきます!
リラクゼーション開業で失敗しないための対策7選
こちらでは、リラクゼーションサロンの開業で失敗しないための対策を、以下7つの項目で解説します。
- 資金の準備と融資を検討する
- 成功者マインドをインストールする
- マーケティングに時間をかける
- 積み上げ型集客と即効型集客を並行して継続する
- 売上を構成する3つの数字を意識する
- やるべきことがわかったら高速でPDCAを回す
- 顧客に「また来たい」と思わせる
それでは順番に見ていきましょう。
1.資金の準備と融資を検討する
リラクゼーションサロンのオープンに向けて、開業資金はできるだけ多く準備しておきましょう。
また、物件や内装、備品にはなるべくお金をかけないことをおすすめします。あとで広告費に十分な予算を割けなくなり、集客に支障をきたす可能性があるからです。
もし資金が不足している場合は、融資も視野に入れて検討してみましょう!
融資は、日本政策金融公庫の利用がおすすめです。また、補助金や助成金についても要チェックです。
商工会議所に行くと資金調達についていろいろ教えてもらえるので、相談に乗ってもらうと良いでしょう。
2.成功者マインドをインストールする
開業を成功させたいのなら、成功している人からアドバイスをもらいましょう。
身近に成功者がいなかったら、僕のYouTube動画を音声だけでもいいので毎日浴びるように聞き続けてください!
そして、成功している人になりきってみましょう。「〇〇さんならどう言うだろう?」「〇〇さんならどう判断するだろう?」と、あらゆる判断基準を成功者に合わせるのです。
自分で判断したり開業経験のない人に相談したりしていたら、失敗するか成功するにしても遠回りする可能性が高くなります。
最短で成功したいなら、成功者のマインドをインストールして、成功者になりきりましょう。
3.マーケティングに時間をかける
リラクゼーションサロンの開業に成功するには、マーケティングに十分な時間をとることが必須です!
自営業者として独立するなら「施術のプロ」だけではなく「マーケターのプロ」になって、集客をする必要があるからです。
施術の予約時間をできるだけまとめるようにして、時間を捻出しましょう。
4.積み上げ型集客と即効型集客を並行して継続する
リラクゼーションサロンを廃業させてしまう大きな要因は、集客の失敗です。
集客方法はいろいろありますが、1つずつ取り組んでいたのではなかなか効果がでません。すべて同時並行で進めるのが鉄則です。
集客方法は次の2種類に分類でき、それぞれの特性を理解して取り組むことが大切です。
積み上げ型集客 | 即効型集客 | |
---|---|---|
媒体 | SNS | チラシ・ホームページ |
特徴 | 低コストで運用できる・地域のライバルに真似されない | 即効性がある・コストの増減で効果をコントロールできる |
上の表のように、チラシとホームページはすぐに集客に結びつき、SNS運用はコツコツとファンを増やしていくイメージです。SNSで最初に取り組むのはInstagramがおすすめです。
開業してすぐはチラシやホームページに片寄ってしまうのもやむを得ないでしょう!
しかし、経営を長期的に安定させるにはSNS運用が必須です。できるだけ早くSNSに取りかかれるようがんばりましょう。
5.売上を構成する3つの数字を意識する
リラクゼーションサロンの開業を成功させるには、売上アップが必須です。
とはいえ、漠然と「売上を上げなければ」と思っても具体的に何をすればいいのかわからず、すぐに動き出せないでしょう。
売上を上げるには、売上を構成する要素に着目して改善していくことが大切です!
売上は「単価」「来店頻度」「カルテ枚数」の3つの要素から成り立っています。
売上100万円を目指す場合の、具体例を見てみましょう。
売上=単価×来店頻度×カルテ枚数
- 100万円=5千円×4回×50枚
- 100万円=1万円×2回×50枚
- 100万円=1万円×4回×25枚
このように、同じ「売上100万円」の目標でも、やり方は何通りもあります。自分はどの方法で達成するのか、戦略を練ってみてください。
6.やるべきことがわかったら高速でPDCAを回す
売上の数字を分解して改善点がわかったら、あとは行動あるのみです。
さまざまな条件で試してデータを集め、高速でPDCA(計画→実行→評価→改善)を回していきます。そして、最も費用対効果の良いやり方を探し出してください。
ここで大切なのは、失敗を恐れないことです。自分の店にとって最適な方法は、どこを探しても書いていません。やってみないことには、わからないのです。
何度も挑戦して、失敗しながら正解を探していきましょう!
7.顧客に「また来たい」と思わせる
経営状態を安定させるには、リピート率の向上が欠かせません。固定客が増えれば収入が安定し、広告費も抑えられるでしょう。
リピーターを増やすにはコツがいります。「また来てください」「続けることが大事です」と熱心に言うほど、顧客はサービスの押し売りをされているような気分になり、引いてしまうからです。
顧客に「また来たい」と思ってもらえるように誘導していくのが正解!
あなた自身や店舗に「価値」を感じたら、その顧客はリピーターになるでしょう。
価値を感じてもらうには、初回のヒアリングを次のような流れで進めます。
- 顧客の悩みを深い部分まで引き出す
- その悩みに「解決できます」とはっきり伝える
- 悩みを解決できる根拠を示す
- 悩みを解決する方法をわかりやすく伝える
- 一緒にがんばれるか、顧客に尋ねる
このように「悩みを一緒に解決していきましょう」というスタンスをとると、顧客から信頼されて「また来たい」と思ってもらえます。
なお、僕の無料メルマガでは、毎月新規顧客を30名安定して獲得していたノウハウを包み隠さず発信しています。登録は無料で有料級の特典もプレゼントしているので、ぜひチェックしてみてください!
\ 現在1万人以上が登録中! /
高単価治療やリピートに役立つ6大特典もプレゼント
リラクゼーション開業で失敗しないために!オープン前にやっておきたい3つの対策
リラクゼーションサロンの開業で失敗しないために、オープン前でもできる対策があります。ここではその内容を3つ紹介します。
- Instagramで地域の人に認知してもらう
- マインドを強化する
- 本気で経営に取り組んでいる人と交流する
順に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.Instagramで地域の人に認知してもらう
開業を考え始めた時点で、Instagramの投稿を始めましょう。自分に興味関心を持ってもらい、地域の人とつながることを目標に運営します。
まず「開業予定の近隣地域に住んでいる人しか知らない情報」について投稿している人をフォローします。たとえば、地元の人がよく利用するお店や施設についての投稿です。
フォローしたら、上手くコミュニケーションをとりながら徐々に自分が何者であるか伝えていきましょう。
そして開業が決まったら「開業まであと〇日」とカウントダウンを始めます。あなたに関心を持ち始めた人たちは、きっとあなたを応援してくれるはずです。
自身の発信内容は、開業前なら自分のことや健康情報など、将来の顧客が関心を持ちそうなネタを探して投稿していきます。
開業が決まったら、オープンまでの道のりをストーリー仕立てにして発信していきましょう!
このようにしてInstagramを活用すれば、開業前から見込顧客を集められます。
2.マインドを強化する
自分に自信が持てない人は、開業前に堂々と自分の意見が言えるようにマインドを鍛えておきましょう。
とくに「痛み」や「疲れ」といった悩みを解決するサロンの場合、セラピストが自信のない態度だと、顧客が「ここで悩みが解決するだろうか?」と不安になってしまうからです。
経営者として独立してやっていく覚悟を決めたら、成功者になりきって振る舞いましょう!
「簡単に性格は変わらない」という方は、顧客との対話のシミュレーションを徹底しておこなってください。
あらゆる場面を想定して、スムーズに答えられるように事前準備を完璧にしておくのです。目を見て大きめの声で滑舌よく説明できれば、自信があるように見えるので試してみてください。
3.本気で経営に取り組んでいる人と交流する
リラクゼーションサロンの経営を成功させるには、本気で経営に取り組んでいる人と交流することをおすすめします!
良い刺激が得られるので、その人の考え方や行動に影響されるからです。
理想は、成功者と交流して「勝ち方」を知ることです。身近にお手本となる人がいると、成功するイメージがリアルに実感できるでしょう。
身近に成功者がいなければ、経営セミナーに参加するなどして「成功しそうな人」と交流するのもおすすめです。
同じレベルにいる人が、次のステージへ駆けあがっていくのを間近に見ることができれば、そのまま真似すれば成功できるからです。
開業を考えているなら、経営の成功者もしくは成功しそうな人と交流しましょう。
そのほか、開業前には集客について学んでおくのもおすすめです。最高の集客術については、関連記事「【マネしてOK】集客力を上げる方法7ステップ!毎月30名を集客するプロの思考を紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!