「一日10人しか来ないけど、整骨院って続けていける?」
「患者数が少なくても黒字にできるの?」
「どうすれば今の人数で利益を残せるか知りたい」
一日10人という来院数を前に、「このままでは廃業してしまうかも…」と不安を感じている院長は少なくありません。
しかし結論から言えば、「一日10人」はやり方次第で黒字経営を十分に実現できるラインです。
前川 雅治経営がうまくいかない本当の原因は、来院数の少なさではなく、客単価と固定費のバランスが崩れていることがほとんどです。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- 一日10人でも経営が成立する条件とシミュレーション
- 経営難に陥りやすい整骨院の共通点
- 手持ちの技術で高単価メニューを作る3ステップ
- 高単価でも選ばれ続けるためのリピート・ファン化の鉄則
- 来院数を増やすための集客術
以下の動画では、Instagram広告を活用して2ヶ月で50名の集客に成功した整体院の事例を紹介しています。集客に悩む方はぜひあわせてご覧ください。
正しい仕組みを整えれば、一日10人でも安心して経営を続けられます。現状を変えたい方はぜひ最後までお読みください。


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【結論】一日10人の整骨院でも条件次第で黒字化は狙える


「一日10人しか来ない」と聞くと少ないように感じるかもしれません。しかし個人(一人)経営の治療院では、一般的に「一日10〜15人」が損益分岐点の目安とされており、正しい戦略があれば黒字化を狙えるラインです。
経営の成否を分けるのは来院人数よりも「客単価」と「固定費(経費)」のバランスです。
人件費を抑えるためにスタッフは雇わず、固定費を適正に管理できている一人経営であれば、10人という来院数でも利益を残す経営が実現できます。



「人数が少ない」ことを嘆く前に、1人あたりの単価をどう引き上げるかを考えることが、経営改善の出発点です!
整骨院経営の収益構造や経営に失敗する原因は、関連記事「【年収暴露】整骨院の経営は厳しい?儲からない原因や儲かるための戦略をまとめて解説」もご確認ください。


一日10人来院で整骨院経営が成功するかどうかの分岐点


一日10人という来院数で経営が成立するかどうかは、「何を売っているか」で大きく変わります。ここでは、以下の内容について解説します。
- 危険なパターン|保険施術をメインとしている
- 理想のパターン|自費施術を軸に据えている
同じ10人の来院数でも保険診療中心の院と自費施術を軸にした院では、売上も利益もまったく異なります。シミュレーションを見ながら確認していきましょう。
危険なパターン|保険施術をメインとしている
保険診療のみに依存した整骨院は、1回あたりの客単価が1,000〜1,500円程度にとどまります。構造的に「薄利多売」の状態になりやすく、来院数が少ないほど経営が成り立たなくなるリスクを抱えています。
- 客単価1,500円 × 一日10人 =一日の売上1.5万円
- 月22日稼働で計算すると…
1.5万円×22日=月商33万円
- 家賃10万円+光熱費・消耗品・広告費などで10万円
- プラスで自身の生活費20万円かかるとすると
- 経費と生活費で、計月40万円かかる
33万円(売上)- 40万円(経費・生活費)= 毎月7万円の赤字



少ない来院数で保険診療に頼り続けることは、経営破綻への最短ルートです。この状況から抜け出すことが最優先です!
廃業リスクの対策については、関連記事「整骨院・接骨院は廃業ラッシュ?巻き込まれない方法12選や成功事例を解説」をご覧ください。


理想のパターン|自費施術を軸に据えている
骨盤矯正、美容メニュー、慢性的な痛みなど、保険適用外の「自費メニュー」を軸に据えて客単価を引き上げることが、少ない来院数でも利益を生み出す最大のカギです。
- 客単価5,000円 × 一日10人 = 一日の売上5万円
- 月22日稼働で計算すると…
5万円×22日=月商110万円
- 家賃10万円+光熱費・消耗品・広告費などで10万円+自身の生活費20万円
- 経費と生活費の合計が月40万円かかるとしても…
110万円(売上)- 40万円(経費・生活費)=月70万円の利益が手元に残る
患者一人ひとりに価値を感じてもらい単価を引き上げる仕組みを作ることが、一日10人で成功するために目指すべき姿です。
ただし、自費移行や単価アップは、やり方を間違えると患者離れにつながるリスクもあるため、正しい設計が重要になります。
僕のメルマガでは、自費移行や単価アップを実現するための具体的なノウハウを無料で配信しています。今つまづいているポイントにも気づける情報が盛りだくさんですので、ぜひ以下から登録してみてください!
一日10人来院で経営難に陥る整骨院の共通点


「来院数を増やせばなんとかなる」と考えている院長ほど、経営の本質的な課題を見落としがちです。一日10人の来院で苦しんでいる整骨院には、主に以下の3つの共通点があります。
- 薄利多売の収益構造
- 新規ばかりでリピートなし
- 家賃や人件費などの過剰な固定費
自院と照らし合わせながら確認してみてください。
原因1:薄利多売の収益構造
保険診療(客単価1,000〜1,500円程度)のみに依存した収益モデルでは、利益を出すために多くの患者数をこなさなければならない構造になっています。
施術者の体力や時間には限りがあるため、薄利多売と「一日10人」という少人数経営は根本的に相性が悪いのです。



1人あたりの客単価を引き上げる仕組みを持っていないことが、経営難の最大の根本原因です!
収益モデルの見直しは、関連記事「【仕組みを理解】整骨院・接骨院のビジネスモデルとは?成功させるコツや事例も紹介」も参考にしてください。


原因2:新規ばかりでリピートなし
競合の多い整骨院業界では、新規患者を獲得するために広告コストと労力がかかります。来てくれた患者が2回目・3回目と通い続けない状態では、常に新規集客をし続けなければならない消耗戦から抜け出せません。
広告費10万円をかけて新規20人を集客した場合(1人あたりの獲得コスト:5,000円)
→その患者が1回の保険診療(1,500円)だけで来院しなくなってしまうと…
1人あたり、3,500円の赤字が発生する計算になります。



集客すればするほど赤字が膨らむという負のスパイラルに陥ってしまいます。新規集客より先に、リピートの仕組みを作ることが重要です!
原因3:家賃や人件費などの過剰な固定費
一日10人という少ない売上規模に対して、身の丈に合わない固定費(家賃・人件費・設備投資など)を抱えていることも経営難の大きな原因です。
なかでもスタッフ雇用による人件費は毎月必ず発生する重い固定費です。月商33万円の状態でスタッフを雇ってしまうと、人件費だけで売上の大半が消えます。
月商33万円の状況で、アルバイトスタッフ2名を雇用した場合
→時給1,000円 × 5時間 × 月22日 × 2名 = 人件費22万円
売上33万円のうち22万円が人件費に消え、残りわずか11万円で家賃・光熱費・広告費などを賄わなければならない
また、「駅前なら来る」「最新機器があれば来る」という思い込みで高い家賃や機器ローンを抱えるのは要注意です。固定費の見直しが、利益改善の近道となります!
実際僕の受講生には、築50年で3階の物件という悪条件でも月商12万から150万円を達成された先生がいます。詳しくお話を聞いた対談動画もありますので、ぜひチェックしてみてください!
手持ちの技術で高単価メニューを作り上げる3ステップ



「高単価メニューを作るにはセミナーや講座で新しい技術を習得しなければ…」と思っていませんか?
実はその必要はありません。今すでに持っている技術で、高単価メニューは十分に作れます。ここでは以下のステップに沿って作り方の解説をしていきます。
- ステップ1:手持ちの技術と効果を紙に書き出す
- ステップ2:問診で「痛みの裏にある深い悩み」を特定する
- ステップ3:期間と未来をパッケージで提案する
なお、高単価メニューの設計については、関連動画「【治療院経営】高単価が決まらない原因はコレ!簡単に自費30万円メニューが決まる設計の作り方」で詳しく解説しています。
ステップ1:手持ちの技術と効果を紙に書き出す
まず行うべきは、今自分が提供できる技術(骨盤矯正、マッサージ、ストレッチなど)をすべて紙に書き出すことです。新しい技術を外に探しに行く前に、手持ちのカードを棚卸しするところから始めましょう。
書き出したら次は、その技術が「患者にどんな変化をもたらすか」を具体的に言語化します。
「骨盤矯正ができます」ではなく…
- お通じが良くなる
- スタイルが整ってくる
- ゴルフのスコアが上がる
といった、患者が実感できる具体的なメリットに変換して伝える



技術の話をするのではなく、その技術で患者の生活がどう変わるかを伝えることが、高単価でも選ばれる第一歩です!
ステップ2:問診で「痛みの裏にある深い悩み」を特定する
「腰が痛い」と来院した患者は、その表面的な訴えの裏に「夜眠れない」「子供の運動会に参加できない」「イライラしてしまう」といった、より深刻な日常の悩みを抱えていることがほとんどです。
問診では痛みの場所を確認するだけでなく、「他に困っていることはありますか?」「どんな場面が特につらいですか?」と深掘りし、患者の本当の悩みを引き出すことが重要です。
深い悩みを聞き出せたら「その問題が解決できるなら取り組んでみたいですか?」と確認します。
その場でメニューを売り込むのではなく、「次回までにあなた専用のプログラムを考えてきます」と提案を次回へ持ち越すことがポイントです。



「他院と同じメニュー」ではなく「自分の悩みのために作られたメニュー」と感じてもらうことで、高単価でも成約率が大きく変わります!
問診票の作り方は、関連記事「【パクってOK】整体院の問診票の作り方6ステップをテンプレートで紹介!作るべき理由やコツを伝授」でも解説しています。


ステップ3:期間と未来をパッケージで提案する



「36回券で〇〇円」といった単なる回数売りは、早く回復した患者が不満を抱きやすく、フェードアウトにつながるリスクがあります。
回数で縛るのではなく、「3ヶ月という期間でどんな未来(ゴール)が得られるか」をセットにしたパッケージとして提案しましょう。
「3ヶ月一緒に取り組めば、〇〇(悩みの解決・理想の状態)を目指せます。そのためのプログラムが〇〇円です」
→ 期間と結果をセットにすることで、患者は「この金額で未来が変わるなら」と納得しやすくなる
「商品ありき」で売るのではなく、患者の悩みに合わせてその場で作って提案するメニューこそが、高単価でも成約率が高まる理由です。
高単価でも選ばれ続ける|整骨院のリピート・ファン化の鉄則
高単価メニューを作っても、患者が継続して通ってくれなければ経営は安定しません。リピートを生むかどうかは技術だけでは決まらず、「環境」「接遇」「納得」の3つが大きく影響します。
- 【環境面】
-
トイレの汚れ、隅のホコリ、チープな備品など、細部への気配りが患者の「また来たい」という気持ちに直結します。
高単価を払う層ほど、こうした点への感度が高い傾向があります。
- 【待遇面】
-
電話対応のトーン、患者を名前で呼ぶ一言、待ち時間への配慮など、技術以前の「ここでは大切にしてもらえる」という感覚がリピートの8割を決めます。
日々の接遇の積み重ねが、患者をファンへと変える最大の武器です。
- 【納得面】
-
専門用語を並べるのではなく、患者が使った言葉をそのままオウム返しで説明に取り入れることが重要です。
「この先生は自分のことを分かってくれている」というポジションを確立することが、継続した来院につながります。



正しい知識を教えようとするよりも、患者の「良き理解者」であることの方がリピートにはるかに効きます!
リピート構築の詳しいノウハウは、関連動画「【治療院経営】究極のリピート構築術総集編」でまとめて解説しています。ぜひチェックしてみてください。
整骨院の来院数を10人からアップさせる集客術


単価アップと同時に来院数も増やすことが経営安定への近道です。ここでは実践的な以下の集客術を3つ紹介します。
- 即効型×積み上げ型を併用する
- ポータルサイトの写真にこだわる
- 既存顧客からの紹介を狙う



すぐに始められるものばかりですので、できるものから着手していきましょう!
即効型×積み上げ型を併用する
集客方法には「即効型」と「積み上げ型」の2種類があります。どちらか一方だけに頼ると集客が不安定になるため、両方を並行して進めることが重要です。
| タイプ | 特徴 | 主な手法 |
|---|---|---|
| 即効型 | ・出せばすぐ売上に反応が出る ・ただし継続しないと効果が途切れる | ・チラシ ・リスティング広告など |
| 積み上げ型 | ・効果が出るまでに時間はかかる ・じっくりとファンを育てられる | ・Instagram ・LINE ・SEOなど |
即効型のチラシで目先の来院数を確保しながら、積み上げ型のSNSで中長期的なファンを育てていく「ハイブリッド集客」が理想の形です。
関連記事「整骨院のLINE活用法10選!今すぐ始めるべき集客方法と成功事例を徹底解説」では、LINEの活用方法について具体的に解説しています。うまく使いこなせていないという方は、ぜひチェックしておいてくださいね。


ポータルサイトの写真にこだわる
ホットペッパーのようなポータルサイトでは、掲載写真から伝わる「なんとなくいい感じ」という直感で来院を決める患者が多くいます。写真の質が、ページを見た人が予約するかどうかを大きく左右します。
掲載する写真撮影のコツは、以下の通りです。
- 真顔は避け、口角が上がった自然な笑顔の写真を使う
- 院内写真は薄暗さを排除し、自然光を活かした明るい空間を見せる
- 壁のポップや小物がごちゃごちゃ写り込まないよう、清潔感のある構図に整える
- 上から撮ると親しみやすく、下から撮ると権威性が増すので、自院のコンセプトに合わせた角度で撮影する



写真の印象ひとつで来院率は大きく変わるため、細部までこだわって設計することが重要です!
ポータルサイト活用の詳細は、関連動画「【攻略版】月10人の新規を集める整体院ホットペッパー集客」もご参考ください。
既存顧客からの紹介を狙う
新規患者を広告で集めることも大切ですが、既存患者からの「紹介」は広告費ゼロで最も信頼度の高い集客手段です。
家族や友人からの紹介は初来院時から信頼関係がある状態でスタートできるため、リピート率も高くなります。
「紹介してください」とお願いするだけでは効果が出にくいため、紹介した側・された側の双方に特典を用意し、紹介のハードルを下げる仕組みが大切です。



紹介キャンペーンは「期間限定」にすることで、「今のうちに紹介しなきゃ」という心理が働き、行動を引き出しやすくなります!
患者をしっかりファン化できていれば、キャンペーンがなくても自然と紹介が生まれるでしょう。日々の接遇の積み重ねが、最終的には最強の集客になります。
ただし、こうした仕組みづくりやファン化は、自己流で進めるとうまくいかないケースも少なくありません。
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