「整骨院経営は上手くいくのか知りたい!」
「今後も利益を出せるのかな…」
「売上を高めるコツを知りたい!」
整骨院経営は年々厳しさを増していっています。少し古いデータですが、2018年の「マッサージ業、整骨院等」の倒産は93件と、前年比36.7%増でした。
(参考:東京商工リサーチ)
厳しいと言われてはいますが、利益を安定させるコツもあります!
整骨院経営が上手くいかないのは戦い方を知らないだけ。正しいノウハウを持っていれば経営は上手くいくでしょう。
この記事では、治療家のプロとして毎月150万以上を稼いでいる僕が、以下の内容を解説します。
- 経営が厳しいと言われる理由
- 厳しい状況を生き抜くコツ
- プロとしてのNG行為
この記事で紹介する内容を知っていれば、整骨院経営が上手くいくでしょう。
実際、僕のコンサル生である庄司先生は、厳しい経営状況のなか僕の集客ノウハウを実施しました。結果、コンサル参加から4ヶ月で売上100万円を達成しています。
「整骨院の経営を安定させたい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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整骨院の経営が厳しい・潰れる5つの理由
整骨院経営が厳しい・潰れる言われる理由を5つ紹介します。
- 整骨院が増えすぎている
- 廃業ラッシュを迎えている
- 保険請求が厳しくなっている
- 資金調達のハードルが高くなっている
- 経営を知らない人が多い
以下で詳しく解説します。
1. 整骨院が増えすぎている
国内の整骨院の数は2006年に10万8,139か所でしたが、2016年は13万6,460か所となっており、10年で26%も増加しています。
(参考:東京商工リサーチ)
数が増えると当然売上は分散されるので、一店舗当たりの収入は下がります。
日本では人口減少が続いているので、それも相まって収入は下がりやすくなります!
経営が上手くいっている整骨院は、大型店舗やグループ店舗が多いです。大型店舗では、個人で経営するよりも経営ノウハウや集客力があります。
また、比較的リーズナブルな価格で施術を提供できるのも強みです。
そのため、大型店舗がさらに増え、これまで個人経営の整骨院に通っていた患者さんすらも奪われてしまう恐れがあるのです。
2. 廃業ラッシュを迎えている
整骨院は、業界全体で廃業ラッシュを迎えている傾向にあります。少し古いデータではありますが、東京商工リサーチの調査によると2015~2018年の廃業数は以下のとおりです。
- 2015年:40件
- 2016年:58件
- 2017年:68件
- 2018年:93件
参考:2018年「マッサージ業、接骨院等」の倒産状況は過去10年で最多93件に急増、5年連続で前年を上回る|東京商工リサーチ
廃業する整骨院が年々増えていることがわかります!
2019年以降のデータは公表されていませんが、業界の生き残り競争が激しいと予想できます。そのため、整骨院の経営が厳しいと言われるのです。
3. 保険請求が厳しくなっている
整骨院で施術している内容は、すべてが保険適応されているわけではありません。架空請求や水増し請求などの不正請求が行われ、摘発されることが問題となっています。
保険収入である療養費が少なくなり、これまでの収支がギリギリで運営していた整骨院は厳しくなるでしょう。
不正請求は必ずバレるので、絶対にやらないでください!
「自分たちは上手いことやっているからバレない」と考えているかもしれませんが、保険診療の明細や、健康保険から患者に直接照会する回答書により摘発されます。
4. 資金調達のハードルが高くなっている
整骨院は、資金調達のハードルが高い事業です!
主な理由として、整骨院を含めた柔道整復師業界で、架空請求や水増し請求などの不正が多い傾向にあることが挙げられます。加えて、廃業率が低くないことも要因です。
追加融資が受けられないと、お金のやりくりが難しくなります。その結果、資金が足りずに店をたたむことにつながってしまいます。
5. 経営を知らない人が多い
売上が高くても経営が上手くなければ整骨院経営は難しいです。
たとえば、月に200万円売上があったとしても有効活用できなければ売上が増えることはなく、他の店舗が追い上げてきて売上が下がる可能性もあります。
逆に、月の売上を広告に回して次月以降の売上をさらに伸ばすことも可能です!
なお、広告の具体的な効果について詳しく知りたい方は、関連記事「【不安を解消】広告が効果ないは嘘!成果が出ない5つの原因や売上アップのコツを紹介」をあわせて確認してみてください。
整骨院が厳しい経営状況を生き抜く10個のコツ
ここからは整骨院経営が難しいと考えている方に、生き抜くためのコツを10個紹介します。
- 保険治療から脱却して単価を上げる
- 目標や目的を明確にする
- 集客の方法を学ぶ
- 時代の流れを理解する
- リピート率を上げる
- 儲かる仕組みを作る
- 患者さんの気持ちを理解する
- 競合との差別化を意識する
- 集客しやすい立地を選ぶ
- コンサルの利用を検討する
順番に見ていきましょう。
1. 保険治療から脱却して単価を上げる
保険適用の治療で1時間3,000円の価格の場合、1日8時間、月に25日働いて売上は60万円程度となります。店舗としてやっていけなくはないものの、賃料や人件費、その他もろもろの費用でかなり厳しい売上だと言えるでしょう。
ここで、保険治療を辞めて自由診療にして単価を1時間12,000円にして売上を計算してみます。
同じ時間(1日8時間、月に25日)働くと、売上は240万円と4倍にもなります。
単価を変えるだけで売上も大きく変わるのです!
「単価を上げたら患者さんが来ないのでは…?」と悩む方もいるかもしれませんが、逆です。周りと同じ単価で設定しているから店舗の差別化ができず、大型店舗の整骨院に患者さんが流れてしまうのです。
自分の価値を高めて単価に合った施術を提供しましょう。
2. 目標や目的を明確にする
目標は具体的な売上金額、目的はなんのためにやっているのか決めればOKです。
僕の場合は目標300万円で家族を守るためにしていました!
経営が上手くいく整骨院は、目標達成に向けて次は何をすればいいのかが明確になるため、目標や目的を決めていることが多いです。
漠然とした構想を持つよりも、紙に書き出していつでも見える位置に置いておくのがおすすめです。
3. 集客の方法を学ぶ
患者さんの悩みに対して解決できる技術を持ち合わせていても、マーケティング力がないとお店に来てもらえません。
そもそも患者さんに認知してもらうことが大切です!
とはいえ、ただマーケティングを学んでも効果は薄いです。目標や目的がないと「SNSでどのような投稿・配信をしたらいいのか?」マーケティングの上辺ばかりを見ようとしてしまいます。
マーケティングは人の気持ちが関わるものなので、上辺だけでは意味がありません。
一方で目標や目的があると、マーケティングを本格的に学べます。どう見られるようにしているか、またそれに対しての行動は適切なのかを常に考えましょう。
なお、僕の無料メルマガでは、マーケティングについて網羅的に学習することが可能です。今なら15個の豪華特典も付いてくるので、少しでも興味のある方はぜひ登録して詳細をチェックしてみてくださいね!
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4. 時代の流れを理解する
経営が厳しくなる整骨院は、時代にマッチしなくなります。
10年前だとチラシやホームページ集客をすれば大きく売れていましたが、今は通用しません。
ダーウィンの言うとおり、変化できない店舗は経営が難しくなるのです!
最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
「適者生存」ーダーウィン
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。
時代の流れを感じ取り、今求められているものを提供し続けることが大切です。
5. リピート率を上げる
患者さんのリピート率を上げれば、安定した収入を得られます。そのため、厳しい経営状況を生き抜くことにつながります。
リピーターを獲得するためには、患者さんに整骨院に通う価値を感じてもらうことが大切です!
具体的には、以下の行動を意識してみてください。
- 自信を持って話す
- 身だしなみを整える
- 患者さんの悩みや課題が解決したあとの商品を持つ
なお、関連動画「【警告】これを知らずに初回対応をしないでください!リピート集中マニュアルを手にしてください」では、リピート率を上げるための方法を紹介しています。リピーターの獲得に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
6. 儲かる仕組みを作る
儲かる仕組みを作ることで、整骨院は安定的に顧客を獲得できます。
おすすめなのは、速効型と積み上げ型の集客をおこなうことです!
各集客方法の概要は、以下のとおりです。
集客のタイプ | 特徴 | 具体例 |
---|---|---|
速効型 | 速効性はあるが、やり続けないと効果が出ない | ・チラシ ・ポスティング |
積み上げ型 | 効果が出るまで時間がかかるが、将来的には少ない労力で集客ができる | SNS |
この2つの集客方法を併用することで、互いのデメリットを補填できます。そのため、どちらかだけをするのではなく、両方に取り組みましょう。
7. 患者さんの気持ちを理解する
整骨院が患者さんの気持ちを理解することで、主に以下のメリットを享受できます。
- 来店数が増える
- リピート率が向上する
- 勧めたメニューを選んでくれる
どれも経営を安定させるうえでは重要なことですね!
患者さんの気持ちを理解するには、先入観を取り除いて無心になって感じることが大切です。整骨院経営者として「こうだろう」と決めつけるのではなく、素人目線で考えるよう意識しましょう。
8. 競合との差別化を意識する
整骨院の経営を安定させるためには、競合となる店舗と差別化を図らなければなりません。
具体的には、店舗の見せ方を工夫するのがおすすめです!
たとえば「腰痛に特化している」「産後の骨盤矯正に強みがある」など、自店の魅力を打ち出す広告を出しましょう。加えて、自店ならではのメニューを取り入れることも検討してみてください。
関連動画「【1人治療家の悩み上位】競合が多すぎて本当に無理なのか?【治療院 接骨院 経営】」では、差別化を図る方法について詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
9. 集客しやすい立地を選ぶ
立地によって集客のしやすさが異なるため、これから整骨院の開業をする方は立地にも着目しましょう。
たとえば、人通りの少ない場所や駅から遠い場所だと、患者さんが集まりにくいです!
なお、集客しやすい立地の特徴は以下のとおりです。
- 人々の往来が頻繁にある
- 駅からのアクセスがよい
- 交差点や大通り沿いで人目につきやすい
整骨院の経営は、立地選びから始まっていることを頭に入れておきましょう。
10. コンサルの利用を検討する
整骨院の経営を軌道に乗せたいなら、コンサルの利用を検討してみてください。主に、以下のサービスが提供されています。
- 集客ノウハウの解説
- 経営に関するアドバイス
- セミナー・勉強会の開催
- 開業のサポート
- 人材の育成や採用
- 技術指導
提供されているサービスは、コンサルによって異なります!
とはいえ、コンサルは料金設定の幅がさまざまであり、年間50万円以上かかることも珍しくありません。そのため、依頼するかどうか迷う方も多いのではないでしょうか。
関連記事「整骨院コンサルタントの料金相場はいくら?必要性や5つの選び方・成功事例を解説」では、整骨院のコンサルについて解説しています。あわせてチェックしてみてください!
整骨院の経営が厳しい状況でもやってはいけないNG行動5選
整骨院経営が厳しい状況でも、やってはいけないことを5つ紹介します。
- 自信のない患者さんを受け入れる
- 他の医療機関を批判する
- 患者さんの不安をあおって依存させる
- むりやり高額の回数券を勧める
- 自分の経営のために患者さんを卒業させない
以下で詳しく解説します。
1. 自信のない患者さんを受け入れる
新規集客ができておらず経営が苦しい状況であっても、自分の技術で解決できない悩みであれば正直に伝えましょう。
「せっかく来てもらったしリピートを取って売上アップを目指したい」という気持ちになるのもわかりますが、お金に心を売ってしまっては治療家失格です。
自分で治療するのは難しいなと判断したら、他の先生を紹介するといった対応を行いましょう。
相手に変な期待をさせてそれに応えられないのが一番の罪です!
当たり前のことですが、無理だとわかっていて売上を確保するためだけに治療するのは詐欺師と同じなので、絶対にやらないようにしてください。
2. 他の医療機関を批判する
他の医療機関で診察を受けてきた方に対して、多店舗の批判をしないようにしましょう。
自分の治療に自信を持つのはよいことですが、患者さんがこれまでに受けてきた治療を批判してもメリットがありません。患者さんにはたまたま合わなかっただけで、その治療に救われた人もいるはずです。
本当に悪いところは伝えるべきですが、あえて周りの評価を下げて自分自身を上に見せようとするやり方はNGです。
3. 患者さんの不安をあおって依存させる
交通事故や尻もちなどを理由に来店してくれた方に対して「これはちゃんと治療しておかないと10~20年後に首の症状が出る」と話して不安をあおる方もいるでしょう。
未来のことはわかりませんし、10~20年後なら別の理由で首を痛める可能性もあります。
専門家の言葉は影響力があり、使い方によっては兵器にもなります。
だからこそ患者さんに何を使えるのかは慎重に選ばなければなりません!
ダメなものはダメという必要がありますが、患者さんが後に何か悪影響を感じる言葉は極力避けましょう。
4. むりやり高額の回数券を勧める
商売の鉄則は相手のためになることをして、その対価としてお金をいただくことです。
自分の経営が苦しいからと回数券や高額商品を売るのはやめましょう。お金をもらうからには、もらった額以上のものを返していくことが非常に重要です。
相手のためになるなら回数券を提供するようにしましょう!
同じ回数券を売る場合でも、言葉の中に隠されているマインドの部分が全然違います。患者さんのためになる整骨院になることで、おのずと経営も上手くいくようになるでしょう。
5. 自分の経営のために患者さんを卒業させない
リピートしてくれている患者さんの状態がよくなったら、必ず卒業の提案をしましょう。
「ここで卒業されたら売上が減る」と考えて、卒業の提案ができない先生も多くいますが、基本的に治療院には来なくなったほうがよいので卒業を提案するべきです。
ここでも患者さんファーストで考えて行動しましょう!
誠実に対応することで「また調子が悪くなったからお世話になる」「他の人におすすめする」となりやすいです。相手にとっていいことをすると、結局自分に返ってきますよ。
なお僕の無料メルマガでは、経営のノウハウや集客を成功させるためのSNSの運用方法に関することも解説しています。整骨院経営が難しいと考えている方は、メルマガ登録だけでも登録してみてください!
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経営が厳しいと言われるなかで成功している整骨院の事例3選
こちらでは、整骨院の経営に成功した3つの事例を紹介します。
- 門前仲町YETI鍼灸整骨院
- みなもと整骨院
- 心笑整骨院
成功した要因についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
1. 門前仲町YETI鍼灸整骨院|患者さんの感情の変化を考えた集客を意識
門前仲町YETI鍼灸整骨院は、患者さんの感情の変化を考えた集客を意識しています。「患者さんがどう思うのか・どのように考えているのか」を常に念頭に置き、チラシを作成したり問診をおこなったりしていました。
結果、月30万円だった売上は160万円までアップしています!
2. みなもと整骨院|スタッフの売上が100万円を1年以上継続
みなもと整骨院は、我流で運営を続けていましたが、限界を感じコンサルを受けることにしました。その結果、平均90万円前後の月商から、158万円まで売上を拡大させています。
成功要因としてはPPC広告を打ち、認知が拡大し新規集客につながったことが挙げられます。
その他にも電話対応といった基本的なコミュニケーションの部分を見直し、顧客の満足度を高めることに成功しました!
3. 心笑整骨院|SNS集客に力を入れて売上400万円を達成
心笑整骨院の官崎先生は、ホームページ集客をメインにしていました。しかし、LINEを始めとしたSNS集客のノウハウを学び実践したことで、月400万円の売上を達成することに成功しています。
ぜひこの記事を参考にして、整骨院の経営を安定させましょう!
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